内容説明
「がん休眠療法」とは、がんの増殖を止め、発育速度をおそくすることでがんの進行を遅らせる治療法である。著者が提唱するこの治療法の実態、実際の効果、部位別にみるがん休眠療法について、わかりやすく解説する。毎年、新たにがんと診断される人60万人、現在がんと診断されている人250万人といわれるなかで求められる、新たな治療法のすべて。
目次
第1章 がんと診断されてすぐ知りたいこと
第2章 「がん治療の標準化」から「がん治療の個別化」へ
第3章 がんとの共存を目指す「がん休眠療法」
第4章 がんという病気の真実
第5章 抗がん剤治療の真実
第6章 がん休眠療法と抗がん剤の本当の効果
第7章 がんの種類別がん休眠療法
第8章 がん休眠療法の未来
著者等紹介
高橋豊[タカハシユタカ]
国際医療福祉大学教授・(財)化学療法研究所附属病院外来化学療法部部長。1955年、石川県生まれ。金沢大学医学部卒業。医学博士。専門は消化器がんの手術と抗がん剤治療。日本癌学会評議員。1994年より米国テキサス大学M.D.アンダーソンがん研究所キャンサー・バイオロジーにて、血管新生を中心とした、がん転移の研究を行い、分子標的薬で世界初の血管新生阻害剤であるアバスチンの臨床応用に貢献する。その成果と、独自に進めていた「がんの発育速度」に関する研究を統合し、1995年に「がん休眠療法」として発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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