内容説明
早期発見・早期治療で命も乳房も守れる。専門医による国際会議発信の最新情報をていねいに解説。手術から何年たっていても可能な乳房再建。タイプ別くわしい体験談とドクターのアドバイス。
目次
プロローグ 乳がんはふえている(女性のがんのなかで最も多いのが乳がん;乳がんはなぜふえているの? ほか)
第1章 乳がんを見のがさないため早期発見するための検査と診断(乳がんとは;乳がんとはQ&A ほか)
第2章 命と乳房を守るために知っておきたい乳がん治療のすべて(チャート式乳がん診療の流れ;乳がんの治療のおおまかな流れ ほか)
第3章 再発しないため、心豊かに生きるための治療後の検診と生活(手術後の定期検診;手術後の腕のむくみ(リンパ浮腫)対策 ほか)
著者等紹介
中村清吾[ナカムラセイゴ]
聖路加国際病院ブレストセンター長・乳腺外科部長。1956年、東京生まれ。1982年、千葉大学医学部卒業。同年より聖路加国際病院外科にて研修。1993年より同病院情報システム室室長兼任。1997年、M.D.アンダーソンがんセンターほかにて研修。2003年より聖路加国際病院外科管理医長、2005年より同ブレストセンター長、乳腺外科部長。2006年より聖路加看護大学臨床教授兼務。2008年より千葉大学医学部臨床准教授兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふさたろう
2
母に乳がんが見つかった。いたって平気そうに振る舞う母に、不覚にもうろたえ、母のいない所でぼろぼろ泣いてしまいました。この本では、乳がんの性質と、どのような治療法があるか、そのメリット・デメリットと、その後の生活について実に誠実に説明されている。治療後、どのような所に不自由さがあるかが解説してあるため、どのようなことを手伝えば良いのかがよくわかった。前向きで実に安心できる本でした。2010/10/27
えみり
0
同僚が乳がん再発しました。Ope後2年目です。かなりショックです。 そのショックを和らげるために知識を吸収したくて読みました。よくわからないよりは、少し安心できたけど、せつないな~。2011/12/01