内容説明
いやなことを一切考えるな。同時にいいことも一切考えるな。月の影が沼の底を照らしても水には何も残らないではないか。ベストセラーが文庫に!脳科学者であり、在家の禅僧が教える生き方のコツ。
目次
第1章 人生に行き詰まったとき(無になりたいのなら頭で考えるな。目の前のことに没頭さえすれば、“奇跡”が起き、おのずと無になることができる;「これが絶対に正しい」という評価はこの世に存在しない。それゆえ人は目の前の仕事に打ち込むしかない ほか)
第2章 仕事で壁にぶつかったとき(物事をうまく成就させたければ、目立たないようにやるべし。世間の嫉妬こそが、自分の足を引っ張る最大原因だと心得よ;八十才より九十才、九十才より百才、いや百才より死んでから。人は常に進歩する ほか)
第3章 人間関係で悩んだとき(相手が呼んだら「はい」と返事、すれ違えば軽く会釈。そんな、なにげない人間関係こそ最高なのだ;自分に関係がないと思ったとたん自分に失敗がふりかかる。自分にとって関係がない人にも上司に接するように振る舞え ほか)
第4章 努力することに疲れたとき(自分のために一生懸命にやる。実はそのことが、他人も世の中をもどんどんよくしていくものである;自分はいつも二人いる。自分を信じる自分と自分を信じない自分。中身があるのは信じる自分 ほか)
第5章 信じるもの、大切なものを失ったとき(坐禅は禅にあらず。百姓は野菜を作るのが禅。商人は金儲けをするのが禅。学生は勉強するのが禅;仏像など拝んでも功徳にならぬ。仏像など火に入れると燃えるだけ。拝む人の心に清風が吹いていれば、功徳も奇跡も自然と起こる ほか)
著者等紹介
高田明和[タカダアキカズ]
1935年、静岡県生まれ。慶応大学医学部大学院修了、医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学第二生理学教授をへて、浜松医科大学名誉教授。昭和女子大学客員教授。専門は、血液学、大脳生理学、精神医学。著書の内容は心の病から、血液学、脳の仕組みなど多岐にわたり、100冊を超える。在家の禅僧でもあり、講演会やテレビ出演を通じて、心と体が健康になる生き方について説いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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