たいせつなことはみんな子どもたちが教えてくれた

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784072632604
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0077

内容説明

父の死もお金がないこともみんなプラスにしてきた。絵本『あらしのよるに』作者が贈る自伝的「子ども」をめぐるエッセイ。

目次

第1章 23年間、造形教室の先生だった―ボクは子どもたちの心をつかむのがうまいらしい(ほめられたいところをほめる;23才のとき、造形教室を始めた ほか)
第2章 ボクの子ども時代―「父の死」と「干渉しない母」と「大逆転の高校時代」(近所のおばさんにもかわいがられて育った;少年時代は内気で目立たない子どもだった ほか)
第3章 3人の子どもの父親である―シングルファーザーは今日も子育てに大奮闘(息子の子育て、主夫業、絵本作家の日々;子どもの遊びにはとことんつき合った ほか)
第4章 絵本と子育て―絵本を読むと、人の気持ちがわかるようになる(主人公の気持を体験すると、子どもの心が育っていく)

著者等紹介

きむらゆういち[キムラユウイチ]
東京生まれ。多摩美術大学卒業。造形教室の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。現在、作詞、戯曲・コミックの原作・小説の執筆、東京純心女子大学客員教授・絵本講座顧問を務めるなど幅広く活躍。1994年に第1巻が刊行された『あらしのよるに』(講談社)で、講談社出版文化賞絵本賞・産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の舞台脚本で斎田喬戯曲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっちー

7
そもそも人間は、どこまでが子どもで、いつから大人に変わるのだろう。子育ての最終目的は、自分の行動に責任をもち自立できる子どもに育てる事にある。親子は永遠に親子だけれど、親子としての必要性があるのはほんのいっとき。愛情を与えて、親といれば安心だという事を感じて育つ事ができればいい。愛情と言う名目で首に紐をつけて引っ張る事が必ずしも親の愛情とは限らない。子どもに考えさせ、決定させ、責任を与えてあげ、そして大きい目で見守り誘導する。人の気持ちが分かるふかふかのふとんの様な性格を手に入れられたら子どもは幸せだ。2021/08/15

mari

7
木村ゆういちの人生振り返りつつの子育て本。読むと何だかほんわか、あたたかさと優しさを感じる木村作品の背景がわかるような気がします。器の大きさ感じる。オススメ。2014/08/30

lovemys

5
子どもが小さい時は本当に大変だったなぁ~。ほぼ自分の時間がなかった。今となっては、懐かしい。あの頃は、育児には終わりがないように思えていたけど、子どもたちは着実に成長し、親から離れて行く。今ではあの頃が懐かしい。子どもとみっちり一緒にいられる時間には期限があるのだから、子どもとの時間は思いっきり楽しみたいと思っていた。きむらさんは、それを実践している。思いっきり頑張って、思いっきり楽しんで、子どもたちと向き合っている。こういう育児っていいな、と思う。子どもって本当、色々見て、色々知っているよね(笑)2021/03/08

nutts

4
すごい本!子どもが作った造形作品を、家ではどのように処分したらいいか?いきなり具体的超難題からはじまり驚く。平易で淡々とした著者の言葉がスルっと心に落ちていくことで、二度目の驚き。ここまで4ページ。後は子どもとまともに接したことが無いまま造形教室を開いてしまう著者の、極めて自然でまっすぐな奮闘ぶりと、自らの少年時代、3人の子育て時代を一気読み。ごく当たり前のことだけど、自然に湧き出てきた著者の思いとして示されると、なぜか気持ちよく胸に沁み、素直に反省もしてしまう。そして読後のぬくもり。ごちそうさま!2011/07/28

結愛

3
子供は生まれた環境によって作られ、その環境の大半は親である、しかし子供は親とは違う人格を持ち、別の人生を生きていく…必ずしも親と同じモノサシでははかりきれないものもあるという事…子供に考えさせ、決定させ、責任を与えてあげ、そして大きい目で見守り誘導する。子供にとって親の存在は大きく、親が不安定では、子供は不安になってしまう。親は安心できる場所、信頼できる場所でありたい。絵本作家の"きむらゆういち"さんのエッセイ。子供達への向き合い方や愛情の伝え方、きむらさんの幼少時代の話など…とても興味深く心に響く。2021/10/30

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