内容説明
ちいさいちゃんは、なにをやっても、おおきいちゃんにかないません。わたしはなんてだめな子なんだろう…じぶんがとってもちっぽけにかんじられたちいさいちゃんは、ある日―おとなと読むなら2才から、ひとりで読むなら小学生から。
著者等紹介
ミザーヴ,ジェシカ[ミザーヴ,ジェシカ][Meserve,Jessica]
米国ニューハンプシャー州生まれ。幼いころからイギリスに移りすみ、エジンバラ芸術学校でイラストレーションをまなび、卒業したあとは、児童書のデザイナーとして活躍。その後、イラストレーターとして独立、現在にいたる。カナダ在住
さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳家。アフリカ子どもの本プロジェクト代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
28
ちいさいちゃんがおおきいちゃんにしてしまった事もいけないことだけど、おおきいちゃんがした事もやってはいけない事だと思うなぁ。お互いごめんなさいが出来たならいいんだけどね。息子は木登りのシーンを喜んでいました。2020/11/19
ヒラP@ehon.gohon
21
意地悪ばかりされているのでしょうか。 差別されているように思っているのでしょうか。 小さな妹のいじけ心がひしひしと伝わってきます。 姉妹の間でのこんな関係は、兄弟でも同じですね。 妹は感情的な仕返しをして、そのために思い悩みます。 お姉さんの弱さを見て、自分が少し大きく感じられたこと、姉妹の距離感を感じる絵本です。2022/02/06
メープル
17
絵が素敵だなぁ。裏表紙にうっとりしちゃいました。あんなに大きくみえていた大きいちゃん。ちいさいちゃん、少しお姉さんになって大きいちゃんの影が少し小さくみえたね。子供の時の年上って本当に大きな存在だし、その頃の、ちょっと出来た事って大きな成長だよなぁ。と、改めて感じました。2021/02/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
ちいさいちゃんはいつもつまらない。何をしたっておおきいちゃんにはかなわないから。ある日いじわるされたちいさいちゃんは、おおきいちゃんのオウムを逃がしてしまい…。妹の気持ちを代弁するのは文だけじゃなく、表情やしぐさの絵にあらわれています。2023/05/15
遠い日
8
いつもお姉さんに悔しい思いをさせられているちいさいちゃん。思い切った意趣返しをしてみたものの、心は晴れない。そんな時、大きなお姉さんにも不得手なことがあることを知って、自分の得意なことでお姉さんを助けることができたこと。小さな自身が成長へと繋がる。年の離れた姉妹のいつか来た道、いつか行く道。2020/09/22