ライラエル―氷の迷宮〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 353p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784072529256
  • NDC分類 933
  • Cコード C0198

内容説明

『サブリエル』の死闘から14年―古王国では、ふたたび死霊がらみの事件が頻発していた。そして、クレア氷河の奥では、十四歳のライラエルという少女が自殺しようとしていた。その歳になってもクレア族特有の「先視の力」をさずからないで、一族のつまはじきものになっていることに絶望したのだ。だが、そのライラエルの前に、ほかでもないサブリエルが現れて、千年も前に予言されていたライラエルの運命が明らかになる―。2001年ディトマー賞受賞、アマゾンコム・ベスト、2002年南オーストラリア・フェスティバル・アワードナショナル・アワード児童文学賞受賞、米国図書館協会選定トップテン・ベスト・ブック、ニューヨーク公立図書館選定本。

著者等紹介

ニクス,ガース[ニクス,ガース][Nix,Garth]
1963年オーストラリア、キャンベラ生まれ。キャンベラ大学卒業後、編集者となるが、その後、ヨーロッパ、中近東、アジアを放浪。マーケティング・コンサルタント、出版エージェントを経て、現在にいたる。『古王国記―ライラエル』でファンタジー作家としての地位を獲得

原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒業、埼玉県在住。英語圏のヤングアダルト小説を中心に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

duzzmundo

11
古王国記シリーズ3部作の2作目。「サブリエル」が死霊のボス的なものを封印してから14年後の物語。今回はサブリエルの息子とライラエルという少女が主役ですが、ネクロマンサーとして7つのベルを手に冥界に降り、古王国を脅かす死霊に立ち向かうという展開は変わないもよう。前作よりさらにおもしろいですね。よくできたダークファンタジーです。続いて下巻へ。2020/10/08

寧々子

9
『サブリエル』のサブリエルには白猫のモゲットが付き添っていましたが、ライラエルには「不詳の犬」と名乗る犬が付き添います。いつも好き勝手言って飄々としていながら、肝心な時にはライラエルを守り導いてくれますが、正体不明な存在でもあるので、もしこの犬がライラエルを裏切ったらどうしよう?と心配しながら読みました。 上巻ではライラエルの向こう見ずな行動のせいで何度もハラハラしちゃった! まだライラエルの運命も何が起きてるのかわからないから気になる~2015/05/14

さるる

8
再読。前回から14年後からのお話。今回の主人公は先視の力が年頃になっても授からないクレア族の少女ライラエル。先視の力はないけれど、相当なチャーターマークの使い手で、その魔術の世界がとても興味深く面白い。梵字とか漢字とかを思い浮かべながら読んだ。ひとつひとつのマークに意味があるし、組み合わせたり集めたりでいろいろな魔術が生まれる。ライラエルの出生や、相棒になった不評の犬の正体など謎が多いまま物語は進む。サブリエルもそうだったけど、ライラエルもメソメソしてたと思ったらびっくりするくらい行動的で勇気ある。良い。2018/08/22

はんみみ

8
今度は犬か!ライラエルの根っこの強さが良い。2014/04/03

しまっち。

4
サブリエルとタッチストーンのその後にまずホッとしました。物語は世代が変わり、二人の息子のサメス王子、クレア族のライラエルが主人公に。どうやらアブホーセンの資質はサメスではなくライラエルにあるようだ。猫のモゲットに代わり不評の犬が活躍。ケリゴールは退けられたが、新たな策略が進んで、復活した古王国に暗雲が立ち込める。また死闘が繰り広げられる事になってしまうのか?さっそく下巻へ。2014/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/452871
  • ご注意事項