出版社内容情報
本書は、2003年6月刊行の「よくわかる最新医学 リウマチ」の改訂新版。日本でリウマチに悩む患者は100万人いるといわれる。自己免疫疾患であるリウマチは不明な点が多く、治療法も確定的なものがない。一度発病すると、体中の関節に「痛み」と「腫れ」が出て、その苦しみが一生続く難病である。そんなリウマチに、最近まさに「福音」ともいうべき新薬が開発された。それが生物学的製剤である(インフリマキシブ:商品名レミケード)。この生物学的製剤の特長は、①効果がすぐあらわれ、劇的に痛みに効くこと、②関節における軟骨や骨の破壊を阻止する作用があること、の2点である。投与の翌日には関節の炎症がかなり改善されているという驚くべき速攻性が確認されている。欧米では1999年から用いられているが、日本ではようやく最近認可されたこの生物学的製剤について、この改訂新版で解説を加えた。
目次
第1章 リウマチとはどんな病気か
第2章 関節リウマチは痛みの病気
第3章 関節リウマチの検査と診断
第4章 関節リウマチの治療(1)薬物療法=内科的療法
第5章 関節リウマチの治療(2)手術療法=外科的療法
第6章 関節リウマチの治療(3)リハビリテーション療法
第7章 日常生活のケア
著者等紹介
吉野槇一[ヨシノシンイチ]
東京都出身。昭和40年、日本医科大学卒業。昭和41年、東京大学医学部整形外科学教室入局。昭和49年、都立墨東病院リウマチ科医長。昭和53年、日本医科大学理学診療科助教授。昭和63年、米国ルイジアナ州立大学整形外科客員教授。平成3年、日本医科大学リウマチ科教授。日本医科大学名誉教授、日本リウマチ学会理事、財団法人日本リウマチ財団理事
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