出版社内容情報
突然、不安や恐怖が襲ってくる、比較的新しい心の病、パニック障害。慢性度が強く、多くの場合うつ病に移行するため、なかなか完治しないと思われています。しかし、正しい治療や訓練を根気よく続ければ、パニック障害は必ず治ります。巣鴨のクリニックで多くのパニック障害患者を完治させてきた渡部芳徳先生が、パニック障害を克服するための治療法をくわしく解説。段階的にできることを増やし、不安や恐怖を克服していく認知行動療法のやり方、パニック発作のきっかけを作る食生活への警告とその対処法、処方される薬の種類と薬物療法の進め方など、パニック障害を完治させる方法がこの一冊ですべて分かります。渡部先生が作成した、パニック障害とうつ病の経過パターンが一目で分かる【ひもろぎ式不安&うつ症状度チェック】つき。数値を毎日グラフに書き込むことで、いまの自分の状態をしっかりと把握することができ、治療に大きく役立ちます。
内容説明
パニック障害は心の病気です。しかし、薬で症状を抑えながら生活習慣や食生活を改善し、認知行動療法で心のクセを直せば、必ず完治します。いまの状態が一目でわかるひもろぎ式不安度&心理チェックつき。突然襲う不安、恐怖を克服。
目次
第1章 パニック障害という心の病気について―主な症状からメカニズムまで(パニック障害とはどんな病気なのか;パニック障害に見られるさまざまな症状;進行とともに他の病気を併発することも ほか)
第2章 パニック障害の治し方―薬物療法から認知行動療法まで(治療を始めるにあたり;薬物による治療法;食事療法について ほか)
第3章 パニック障害の症例と対応―カウンセラーが教える患者との接し方(大きな成果をあげるカウンセリング;パニック障害の治療を積極的に行っている“全国の病医院リスト”)
著者等紹介
渡部芳徳[ワタナベヨシノリ]
ひもろぎ心のクリニック理事長。医学博士・精神保健指定医。1963年東京生まれ。山梨医科大学医学部医学科卒業。福島県立医科大学神経精神科に入局後、アメリカ・デューク大学医学部神経科学研究センターに留学。てんかんモデルであるキンドリングを研究し、博士号を取得。帰国後、精神科医療を専門として研究、診療を行う。広域医療法人である医療法人社団慈泉会の理事長として、南湖こころのクリニック理事長(福島県白河市)、介護老人保健施設ひもろぎの園理事長(福島県白河市)などの運営にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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