馬鹿で間抜けな発明品たち

ヴァンクリーヴ，テッド【著】〈ＶａｎＣｌｅａｖｅ，Ｔｅｄ〉/Ｅｄｉｔｏｒｉａｌ Ｐａｒｔｎｅｒｓ【訳】

主婦の友社（2004/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 239p／高さ 19cm
• 商品コード 9784072421703
• NDC分類 507.1
• Cコード C0098

出版社内容情報

★目次より

●おむつアラーム
●育児用おしゃべりスプーン
●全自動ネイル洗浄機
●浮遊ベッド
●アヒル型トイレ洗浄スプレー
●温室用ヘルメット
●魔法の便器ポケット
●お風呂水族館
●ドッグウォッチ
●究極のハゲ隠し方式
●スプーン固定器
●伸縮自在のマニキュア防護手袋
●ミニ樽帽子サーバー
●パンスト×３
●不整地走行ベビーカー
●電動式アイスクリームコーン
●キッス衛生シールド
●ひょうたんフェイス
●ウサギ注射器
●芝刈り三輪車
●ポータブル核シェルター
●バーベキューピット付きゴミ焼却炉
●携帯たん壷
●チーズフィルター付きタバコ

内容説明

ダイエット中の人には「アラーム付きフォーク」、ビール好きには「ミニ樽帽子サーバー」、愛犬家のための「イアチューブ」など、おかしな発明品が１１４点。すべて米作の特許を取得。さあ、ページをめくって、この世で最高に愉快で間抜けな発明品の数々を楽しもう。

目次

第１章　馬鹿で間抜けな特許品（おむつアラーム；育児用おしゃべりスプーン　ほか）
第２章　夢の生物装着器具（ペットシャワー；クリケットガン　ほか）
第３章　装着物新案特許（胸あて式大型灰皿；究極のハゲ隠し方式　ほか）
第４章　安全移動促進装置（モンスタートラック；先史時代のローラーブレード　ほか）
第５章　超間抜けな驚異の発案物（キッス衛生シールド；ペットトイレ　ほか）

著者等紹介

ヴァンクリーヴ，テッド［ヴァンクリーヴ，テッド］［ＶａｎＣｌｅａｖｅ，Ｔｅｄ］
１９９７年、おかしな発明品「風船グリーティングカード」のための調査を行ったことをきっかけに、ウェブサイトを立ち上げる。（のちにこのサイトで受賞）リサーチの時点では、類似の魅力ある発明品を紹介することができなかったが、現在では、それらをサイトで採り上げ、そこを訪れる３００万人以上の人々とともに楽しんでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[1959のコールマン]

☆5。大爆笑。ただし取扱注意の本。私はとんでもなく面白く読めたが、人を選ぶ本でもあることを忠告しておこう。内容をぶっちゃけて言えば、240ページをフルに使って「馬鹿で間抜けな発明品」を延々と紹介（コメント）している「だけ」の本（まあこのコメントが面白いのだが）。下らないと言えば下らないの極致。間違って購入し「騙された」「カネ返せ」というヒトもいるだろうから警告はしておくぞ（絶版だけど古本は結構あるから）。でも、合う人にはこれ以上たまらないプレゼントだ。わはははは。あと、速水螺旋人さんが好きそうな本だなあ。

2021/02/06

[Ayumi Katayama]

あーー、笑った笑った(*≧ω≦)。馬鹿で間抜けだなどと言うが、きっちり特許として認められているのである。その労力には是非敬意をはらいましょう。ところで。この中に１つ、実用化されているものを私は知っている。US Patent No.5,675,841。その名も『帽子つなぎ』。ベビー用品にあるんです。多分、結構売れてます。一方、どういう目的があるのか、さっぱりわからなかったものがある。US Patent No.5,119,124。『安眠用スポンジ腹巻き』。どういう理屈で安眠を得られるのか、さっぱりわからない。

2021/01/04

[つちっち]

バラエティ番組で「○○のエジソン」なんて変わった人を見かけるけど、あんな感じの発明品を紹介してます。一応はアメリカの特許を取得してるものから選ばれてて、馬鹿で間抜けとはいえ、ひと工夫すれば結構使えるんじゃないのというのもチラホラ。解説文もウィットに富んでて面白かった。ものに対して当たり前の見方・考え方をやめるって難しい。

2021/01/13

[MOCCO]

確かにタイトル通りの発明たちだが、恐ろしいのはUSで登録されたということ。（クレームの書き方次第ではあるけれど…。）気に入った発明は「おむつアラーム」「浮遊ベッド」「究極のハゲ隠し方式」。本書で馬鹿にされている「帽子つなぎ」は、今は育児用で立派に売られている。発明活用はマーケット次第。

2017/01/25

[猪子]

アメリカで実際に特許を取得した発明品を仕様書のイラストと共に紹介する本書。『馬鹿で間抜けな発明品たち』とあるけど、今現在商品化されてるものもある（帽子つなぎとかロボ・スケーターとか）ので少し言い過ぎなタイトルかなと思う。そして一番面白かったのは内容ではなく前にこの本を借りた人の返却予定の紙が挟まりっぱなしになってて、本書と一緒に『意匠出願のてびき』『図解意匠法』というのを借りてたところ。

2016/08/22