出版社内容情報
平成8(1996)年に刊行された『肝臓がんと肝硬変』の増補改訂版。この7年の間に肝臓がんや肝硬変、C型肝炎などのウイルス性肝炎などの治療法は大きく進んだ。特にC型肝炎に対するインターフェロン療法や、肝臓がんに対する「ラジオ波焼灼療法」など、これまで助からないといわれた患者でも助かる最新の治療法が開発されている。著者はその「ラジオ波療法」の第1人者で、日本を代表する肝臓外科医の一人である。本書は好評を博した前著に大幅に筆を入れ、肝臓がん、肝硬変、ウイルス性肝炎の最新治療法と、食事療法、日常生活のケア、重い肝臓病から生還した患者の貴重な体験談などを盛り込み、肝臓病で悩む患者や家族にとっては必読の書である。
目次
第1章 肝硬変や肝臓がんを不治の病だと勝手にきめつけていませんか
第2章 ウイルス肝炎について正しい知識を持とう
第3章 肝臓がんはこうして治します
第4章 肝硬変はこうして治します
第5章 ぜひとも知っておきたい食事のとり方と栄養の知識
第6章 これだけは心がけたい日常生活上の注意、そして気がかりな民間療法について
第7章 肝臓がんだと告知されたばかりのあなたへ
第8章 家族が肝臓がんだと言われたとき
第9章 私はこうして肝臓がんに立ち向かっています
第10章 肝硬変、肝臓がんの不安や疑問にお答えします