出版社内容情報
現代の子どもたちがかえる問題について、シアーズ博士夫妻が、家族問題の研究家であるエリザベス・パントレーさんと共著で掘り下げた1冊。親子や兄弟をはじめとした人間関係や環境問題などについて、16章にわたってアドバイスしている。「思いやりのある子どもに育てるには」「責任感のある子どもに育てるには」「子どもを励ます10の方法」「メディアとテクノロジーの影響を監視するために」など、夫妻自身が8人の子どもを育てた経験、何千人もの親子を診察したりインタビューした結果から得たもの、また多数の論文や実験データも参考にするなど、さまざまな角度から、子どもたちのことを真剣に考え、あたたかく厳しいまなざしで見つめた数々のアドバイスは、子育て中の親にとって、とても参考になる。
内容説明
誕生直後から10代後半まで…子育てで大切なことはなんでしょう?子どもたちが心も体もすこやかに育つために、親ができることをアドバイス。
目次
1 成功のためのツール(「人生で成功する」とはどういう意味でしょう?;子どもとしっかりした絆をつくるために;家族で取り組む子どものしつけ10の方法;子どもに賢いスタートを切らせるには ほか)
2 「成功した子ども」に導くために(思いやりのある子どもにするために;賢い選択ができる能力を育てるには;子どもたちのコミュニケーション能力を養うには;責任感のある子どもに育てるために ほか)
著者等紹介
シアーズ,ウイリアム[シアーズ,ウイリアム][Sears,William]
アメリカで最も有名な小児科医の1人。小児科医としてのキャリアは30年余り、現在はカリフォルニア州のサンクレメンテに在住。カリフォルニア大学アーヴァイン校医学部の助教授として後進の指導にあたっているほか、やはり小児科医の長男ジェームズ、次男ロバートとともに「シアーズファミリークリニック」を開業。子どもの病気のケアはもちろん、多くの両親にシアーズ流子育てをアドバイスしており、遠くから通うファンも少なくない。ボストンにあるハーバード医学校付属小児病院でトレーニングを積み、世界最大の小児病院のひとつ、カナダのトロント小児病院では新生児室副室長、および小児科の助教授も務めた。『ベビー・トーク』や『ペアレンティング』誌では育児のコンサルタントとしても活躍しており、その内容はさまざまな著書にも生かされている。2000年秋からホームページも開設。アメリカ小児科学会およびイギリス小児科医師会特別会員
シアーズ,マーサ[シアーズ,マーサ][Sears,Martha]
マーサは8人の子ども母親であるが、看護師、ラ・レーチェ・リーグ(母乳育児のサポート団体)の指導者、出産・母乳・育児に関する各方面のコンサルタントとしての顔も持ち、子育てのカウンセラーとして夫をサポートとしている。『ベビーブック』でも随所で「マーサノート」という形で母親として貴重に発言をしているが、シアーズ博士の書いた本のうち9冊において共著者となっており、2冊目の翻訳本『ママになったあなたへの25章』は、主にマーサが執筆している。現代の変化しつつあるライフスタイルの中で生まれる、母親が直面するさまざまな問題に注目し、そのアドバイスには定評がある
榊原洋一[サカキハラヨウイチ]
1951年、東京都生まれ。1976年、東京大学医学部卒業。同大学医学部小児科にて研修。現在、東京大学医学部付属病院小児科講師。専門は小児科学、小児神経学、発達神経学。3人の子どもの父親でもあり、忙しい仕事の合間には登山、ファミリーキャンピング、星の観察などアウトドアライフも楽しんでいる
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