出版社内容情報
TV、舞台で活躍中だった女優・真屋順子。58才で脳出血に倒れ、半身不随車椅子生活に。60才のいま、人として女優として再び前向きに生きる、その感動のありのまま。
女優であり、日本舞踊の名取りでもあった真屋順子にとって、動けない、まして踊りなど2度とできない体になったことは、致命的なことではなかったか。2002年冬の脳出血で、生命は取り止めたものの、左半身不随で車椅子生活を余儀なくされた彼女。病状を隠しつづけた2年間を経たのち、その姿を公表し、病気は人をダメにはしないことを示した。しかし、2年間の間には、病気に対するショックもあれば、認めたくない否認もあれば、怒りも恨みも抑鬱もあった。そしていまは、病気を受容し、ではどう生きるのかをたいせつに思う時期に到った。その2年間をありのままに語る彼女。支えたのは、夫であり、ともに劇団を主宰する演劇の同士である高津住男、そして、義理の息子。病に倒れたとき、逆境にあるとき、試されるのは人の心の強さと、人と人とのつながりの強さ。淡々とありのままを語る真屋順子の姿勢に、読者は病は人を人として成長させてくれることに気づくはず。体は病んでも、心は病んでない。そのことに、力づけられる読者が多いことを願いつつ。【目次より】第1章 突然の病 第2章 ゼロからの出発 第3章 家族の絆 第4章 ありのままに生きる 第5章 夫から、息子から
内容説明
女優・真屋順子。脳出血後の人生を豊かに演じ、暮らし、生きるいま。人とは?夫婦とは?に答える感動の記録。
目次
第1章 突然の病(左半身が冷たくなっていく;「カイトウ」って何を解凍するの? ほか)
第2章 ゼロからの出発(退院の日に車椅子でデパートへ;わが家での生活が始まった ほか)
第3章 家族の絆(マイペースだった家族が一つになった;結婚前からデートは決まっておそば屋さん ほか)
第4章 ありのままに生きる(新しい回路を見つけよう;ありのままの自分をさらけ出す ほか)
第5章 夫から、息子から(詔子は死んだかもしれない;稚拙な絵に感動 ほか)
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