いつだって愛してる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784072329702
  • NDC分類 935
  • Cコード C0098

出版社内容情報

母の死後、戸棚の奥で見つけた古びた手紙の束。手紙をひもといた著者は、そこで、写真のなかでしか知らなかった父親ととうとう出会う。感動のノンフィクション。

母の死後、戸棚の奥で見つけた古びた手紙の束。まるで著者が見つけるのを想定して隠されていたようなその手紙は、若かりしころの父が、当時はまだ恋人だった母に送ったラブレターだった。パイロットだった父は、著者がまだ母親のお腹のなかにいたとき大空に散った。著者が知っているのは、たった一枚の写真のなかにいる父の姿だけ。いったいどんな人だったのだろう? どんなふうに話し、どんなふうに笑う人だったのだろう? そして、どんなふうに私を愛してくれたのだろう? 父親のイメージは頭のなかでどんどん膨らんでいた。だが、もっとも知りたいのは、父が果たして、娘である自分が生まれてくることを知っていたのかということだった。手紙には、恋人に対する強い思いや優しさがひたむきに綴られていた。手紙のなかにいた父親は、おそろしく純粋で、無邪気で、シャイで、魅力的な青年だった。今の時代だったら考えられないような純粋な恋。手紙をひもといた著者は、ついに父親と出会い、その死の真相と、どうしても知りたかった謎の答えを知る――。1940年代に本当にあった恋物語と、その後に続く父と娘の悲劇を、実存する手紙を中心にまとめた感動のノンフィクション。

内容説明

著者のエマがまだ母親の胎内にいたときに、父、ジャックは大空に散った。父親について訊きたくても訊けないエマ。父に関することで唯一知っているのは、母の引出しで見つけた一枚の写真のなかで見せている笑顔だけ。その母親も亡くなり、形見を整理していたときに、エマはピンクのリボンで束ねられた手紙を見つけた。まるで彼女に見つけさせるためにわざと隠されていたような手紙の束―それは、若かりしころ、父のジャックが母にあてて書いたラブレターだった。エマは読む勇気が出ないまましばらく置いておいたが、一年後、意を決してリボンをほどいた。そして、重ねて折りたたまれたまま固くなった便せんをぱりぱりと開いて―父と出会った。

著者等紹介

スウィーニー,エマ[スウィーニー,エマ][Sweeney,Emma]
出版エージェントであり、作家。ガーデニングに関する著作を多数執筆している。ニューヨーク在住

部谷真奈実[トリヤマナミ]
1971年岐阜県生まれ。早稲田大学法学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品