出版社内容情報
禅僧だからといって悟りすまして死ねやしない。死ぬときには、ジタバタして、死にたくない!と叫べばよい。生きているときには一生懸命「生に徹し」、死ぬときには「死に徹する」。あれこれ余計なことを考えるから死が苦しいものになるのだ。92才の仏教界の大長老が、よりよい生き方、よりよい死に方をわかりやすく説法する。
内容説明
91歳仏教界の長老が明かす人生の真実。死に方より生き方を問え。
目次
第1章 死に方より生き方を問え(死亡率百パーセント;人は生まれたから死ぬ;釈尊の最後の説法 ほか)
第2章 『般若心経』に見る死生観(仏典のエッセンス『般若心経』;「空」の思想―無だからこそ有がある;正しい無常観を持て ほか)
第3章 「禅問答」に学ぶ人生の真実(日常の中に真実はある―「平常心是道」;悪日を好日へと変える心―「日々是好日」;悟りの道はむずかしい道ではない―「至道無難」 ほか)