がんが再発・転移した方へ―不安と疑問に答えます

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784072233900
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C2047

出版社内容情報

つらいことですが、がんは、いったん治癒しても、往々にして、再発したり転移したりすることがあります。その現実に直面したとき、厳然たる事実をどう受け止め、どう対処していったらよいのか・・・。本書は、とまどい、苦悩する患者さんと家族の方の不安な心に寄り添い、その後の療養方針や生き方を決定していくときの指針となるような、きめ細かい情報提供を目指して、編集してあります。がんが再発転移するメカニズムや抗がん剤を始めとする治療法の解説、がんの種類ごとに、現在、行われている標準的な治療や最新の治療法の情報、日常生活の過ごし方、終末期にはいった患者さんの緩和医療や最期の看取りについての現実に即した対応策など、すべてにおいてこまやかな記述を心がけていますが、とりわけ、これまで、おざなりにされてきた「心のケア」や、時には患者以上に心理的に追い詰められる患者家族への温かいアドバイスは他に類をみない特徴といえます。

目次

第1章 がんの再発・転移とは
第2章 再発・転移したがんの治療で知っておきたいこと
第3章 がんの再発・転移とその治療
第4章 臓器別がんの再発・転移とその対策
第5章 緩和医療
第6章 心のケア
第7章 再発・転移したがんとの付き合い方
第8章 最期のとき
第9章 病人を看取る家族の方へ

著者等紹介

石谷邦彦[イシタニクニヒコ]
昭和20年生まれ。昭和44年札幌医科大学卒業。医学博士。米国アルバートアインシュタイン医科大学留学。その後、札幌医科大学第4内科助手、講師を経て、昭和58年医療法人東札幌病院創設。同病院の院長、理事長を歴任、現在に至る。日本における緩和医療の先駆者として、開院当初の早くから緩和ケアを行う病棟を設置、患者さんと医療従事者が同じ目線で手を携えて、病気の克服を目指す医療を実践している。癌関連諸学会においても、中心的存在として、信頼を得ている。平成3年ニューヨーク市カルバリー財団より緩和医療の国際交流に尽力したことにより「アニー・ブラウン・ストア賞」受賞
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