内容説明
初めて明かす激動の人生。自らの言葉で語る現代スペイン史の謎と真実。
目次
序 国王を語る
第１章 急行ルシタニア号
第２章 マドリード
第３章 王位継承の道
第４章 亡命
第５章 奇跡
第６章 共産党という名の幽霊
第７章 パラクエジョスの殺人鬼
第８章 フランコ将軍とフアン・デ・ボルボン
第９章 クーデター
第１０章 生涯で最も長い夜
第１１章 王家の人々
第１２章 フランコの死
第１３章 フアン・カルロス教
第１４章 人間国王
第１５章 演説原稿
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうたろ
1
【ベスト一行】 私は何がどうなろうと「民間人を統治」してはならなかったのだ。私に許されるのは、君臨すること。 【感想】 日本では馴染みがある人も少ないであろうスペイン王の話。素晴らしい対話録で、予想以上に学ぶことが多く時間をかけて丁寧に読み進めた。スペインについては、歴史や料理、人から聞いた話などで何となくのイメージを持っていたが、実際の、現実のスペインについては驚くほど知らない。古い知識や偏った印象は、時には誤解に繋がることがある。常に情報をアップデートしていく重要性を実感した一冊だった。2025/05/24
