感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤原
13
昔ボロボロになるまで何十回も読み返して、多分人生で一番読み込んだ漫画。大人になって読み返したら違う感慨とかあるかなと思ったけど、あしたのジョーに関しては読んで芽生える感情は既に出尽くしていたようで良くも悪くも特に無かった。子どもの頃に覚えた興奮がそのままよみがえって、やっぱり最高の漫画だなって再認識した。2022/02/05
有坂汀
6
これについてはもはやアレコレと説明するのがむしろジャマなほどのボクシング漫画の傑作、『あしたのジョー』。僕が「ジョー」を初めて読んだのは高校時代のことで、文化祭の準備中に図書館でむさぼり読んでいたことを、この文章を書きながら思い出しておりました。物語はある日ふらりと下町のドヤ街(「山谷」がモデルと言われている)に現れた、天涯孤独な少年・矢吹丈。ジョーがケンカでみせる腕っぷしの強さが元ボクシングジム会長であり、登場時は飲んだくれオヤジである、丹下段平の目に留まり、そこから伝説が始まっていくわけですが・・・。2025/02/03
fried_bogy
4
本当に読んだのは愛蔵版みたいの。
Schuhschnabel
3
再読。連載当時はたかが漫画ということでは済まされない、若者の共感を呼ぶ何かがこの作品にはあったのだろうが、ゆとり世代の自分が読んでもそのあたりはピンとこない。ただ、若い頃にヤンチャをしても大人になると所帯持ちに収まっていく、西のような生き方が是とされる現代の世の中とは全く別の世界が、半世紀前の日本にはあったのだということはよく分かった。ラストに向かうにつれジョーから距離を取っていく紀ちゃんと、最愛の力石の命を奪った張本人であるジョーを必死に守ろうとし、最後には好意を抱く葉子のコントラストが印象的だった。2018/01/03
error88
3
文藝別冊のちばてつや記念号でちば先生の徳にあてられて今更ながらの一気読みしました。原作を知ることでアニメ版の豊かな改変を知り、よりアニメ版が好きになってしまったなぁ。元になる原作あればこそですが、劇場版2を繰り返し観た世代なもんでね。色んな接し方があるくらいあしたのジョーが偉大なる作品という解釈でひとつ。2011/05/09
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