出版社内容情報
私たちはまだ、本当の空海を知らない――。
封印された最古の伝記をもとに、差別のない開かれた社会を志向し、民衆と共に歩んだ聖者の姿を描く、かつてない入門書、決定版!
[本書の主なトピック]
■空海は真言宗の開宗を一度も宣言したことがない
■天皇も貴族も民衆も区別なし! 空海の開かれた師弟関係
■完全な覚者とは、「利他の方便」を発揮できる者である
■多数の民衆を動員。満濃池は大自然に描かれたマンダラである
■真言としての「羅惹(ラジャ)」の語が表す「王」の理想のあり方
■日本初! 一般民衆にも門戸を開いた学校「綜芸種智院」
■平等かつ個性尊重……マンダラ思想を生かした組織のあり方
[目次]
はじめに
■序章 真実の空海像を求めて
第一節 空海の原像を探る
第二節 捏造された空海像
第三節 民衆と共に歩む空海
■第一章 空海の体験したマンダラの世界
第一節 マンダラ体験に至るまで
第二節 恵果からマンダラの世界に入ることを教わる
第三節 大悲胎蔵マンダラに入る体験
第四節 金剛界マンダラに入る体験
第五節 空海がマンダラ体験から学んだこと
■第二章 民衆のための実践
第一節 空海の密教が人々の間に受け入れられてゆく
第二節 マンダラ思想の単純化
第三節 空海自身が実修したマンダラの世界の禅定
第四節 満濃池――大自然にマンダラを描く
■第三章 言葉もまたマンダラである
第一節 マンダラとしての言葉
第二節 「天皇」を真言化する
第三節 言葉で記されたマンダラ『十住心論』
■第四章 マンダラ的社会の構築
第一節 組織論としてのマンダラ思想
第二節 マンダラ思想が結ぶ民衆との絆
■終章 空海の喜びと悲しみとなぐさめ
第一節 空海の最晩年の姿
第二節 入滅に向かう禅定と祈り
註
あとがき
図版出典一覧
索引
【目次】
はじめに
■序章 真実の空海像を求めて
第一節 空海の原像を探る
第二節 捏造された空海像
第三節 民衆と共に歩む空海
■第一章 空海の体験したマンダラの世界
第一節 マンダラ体験に至るまで
第二節 恵果からマンダラの世界に入ることを教わる
第三節 大悲胎蔵マンダラに入る体験
第四節 金剛界マンダラに入る体験
第五節 空海がマンダラ体験から学んだこと
■第二章 民衆のための実践
第一節 空海の密教が人々の間に受け入れられてゆく
第二節 マンダラ思想の単純化
第三節 空海自身が実修したマンダラの世界の禅定
第四節 満濃池――大自然にマンダラを描く
■第三章 言葉もまたマンダラである
第一節 マンダラとしての言葉
第二節 「天皇」を真言化する
第三節 言葉で記されたマンダラ『十住心論』
■第四章 マンダラ的社会の構築
第一節 組織論としてのマンダラ思想
第二節 マンダラ思想が結ぶ民衆との絆
■終章 空海の喜びと悲しみとなぐさめ
第一節 空海の最晩年の姿
第二節 入滅に向かう禅定と祈り
註
あとがき
図版出典一覧
索引
内容説明
空海(七七四‐八三五)は唐から当時隆盛の密教を持ち帰り、数多の民衆を覚り―自己中心の世界認識を離れ、他者との差別なき縁起の関係を認識すること―へ導いた。満濃池の修築も、綜芸種智院の創設も、世界をマンダラ―縁起を図示した、他者優先の大悲のネットワーク―に近づけんとする実践に他ならない。宗派の利害関心からも、難解な教理研究からも離れて、封印された最古の伝記をはじめとする歴史的事実をもとに、差別なき開かれた社会を志向し、民衆と共に歩んだ聖者の姿を生き生きと描く、かつてない入門書、決定版!
目次
序章 真実の空海像を求めて
第一章 空海の体験したマンダラの世界
第二章 民衆のための実践
第三章 言葉もまたマンダラである
第四章 マンダラ的社会の構築
終章 空海の喜びと悲しみとなぐさめ
著者等紹介
阿部龍一[アベリュウイチ]
1954年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。ジョンズ・ホプキンス大学修士(国際関係論)、コロンビア大学哲学修士、同大学哲学博士。専門は密教史、仏教文学、仏教美術。現在、ハーバード大学東アジア言語文化学部教授、同大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所日本宗教担当教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



