出版社内容情報
【第22回 本屋大賞受賞作】
累計63万部突破!
あなたといたい、ただそれだけ。
料理を作って食べさせてあげることは、「好きだよ」って伝えること。
孤独や喪失、生きることの悲しみにそっと寄り添い、明日への希望を繋いでいく。
最愛の弟が急死した薫子が出会ったのは彼の元恋人・せつな。悲しみに暮れる薫子は彼女に誘われ家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。人々の生活を整えることで薫子の心も救われていくが、せつながある秘密を抱えていることを知りーー。他者を愛おしく思う気持ちが結ぶあたたかな再生の物語。
【目次】
内容説明
最愛の弟が急死した薫子が出会ったのは彼の元恋人・せつな。悲しみに暮れる薫子は彼女に誘われ家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。人々の生活を整えることで薫子の心も救われていくが、せつながある秘密を抱えていることを知り―?他者を愛おしく思う気持ちが結ぶあたたかな再生の物語。第22回本屋大賞受賞作。
著者等紹介
阿部暁子[アベアキコ]
岩手県出身。2008年『屋上ボーイズ』(応募時タイトルは「いつまでも」)で第17回ロマン大賞を受賞しデビュー。本作『カフネ』で第8回未来屋小説大賞、第1回あの本、読みました?大賞、2025年本屋大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
弟・春彦の急死の報で悲嘆に暮れる野宮薫子が遺言書の執行人に指名され、途切れてしまった希望を静かに手繰り寄せていく再生の物語。理由も分からないまま夫に別れを告げられ荒んだ生活を送る薫子が、弟の元恋人・小野寺せつなとの再会をきっかけに、彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝う展開で、様々な人々と出会い春彦を取り巻く背景を知り、せつなの作る料理や薫子の掃除が多くの人々の心を癒やし、薫子自身の心境やせつなとの関係も変わる中、不器用な人たちの思いに真摯に寄り添い、希望を見出すとても優しい物語でした。2026/10/15
ゆきこっち
18
初読み作家さん。とても読みやすかった。読んでいて辛くしんどいのに優しい気持ちになれた。ご飯の描写が文章だけなのに食欲をそそられました。美味しく食べるって大事な事。生きる活力。続編はない?読みたいな。2026/10/17
LUNE MER
14
せつなの価値観には共感しつつ、自分だったら波風を立てないことを優先してしまう局面でも自己を貫く彼女の姿勢に心を持っていかれた。薫子との掛け合いも心地よい。薫子の毒親や中盤に登場するあいつのような虫酸のはしるキャラも登場するけど、最後まで読むと温かい気持ちで終えられて、本当に読んでよかった。「カフネ」という言葉。作中では会社名として登場するとともにポルトガル語での意味も説明があるが、愛情に関わるとても素敵な言葉だと思う。2026/10/20
RRR@読書中毒
13
単行本以来の再読。ご存じ、本屋大賞受賞作品です。食はすべてに通ず、とはよく言ったもの。丹精込めて作った料理が、何時しか提供された側の心を緩やかに解きほぐすーー。これは、アル中に陥った中年女性・薫子がせつなと衝突を繰り返しながら、やがて再生と希望を見出す物語だ。誰もが、きっとこの作品に対して、真摯的な思いを抱くだろう。心に届く物語を、ありがとうーー。2026/10/21
時代
12
薫子の強さとせつなの強さはどこかで共鳴しているのだろう。弟の春彦の突然の死。そこから始まる非常に入り組んだ人間関係と感情と生い立ちと環境と取り巻く世界のこと。生きる事と死ぬ事と死を選ぶ事。いろんな感情が津波のように押し寄せ飲み込まれた。本屋大賞受賞作ですか。流石ですね。面白かったです◎2026/10/21




