出版社内容情報
講談社文庫55周年を記念した550円文庫企画。
本格ミステリからホラーまで綾辻作品の魅力いっぱい。
各作品に書下ろし著者コメント掲載。
【目次】
内容説明
綾辻行人、初めて読むならこの一冊。『十角館の殺人』の”あの一行”で世界を驚愕させた著者の、ミステリ&ホラー傑作選。作家のもとに持ち込まれる”犯人当て”の難問「どんどん橋、落ちた」。入院中の母を見舞いに訪れた青年の奇怪な体験を描く「夢魔の手―三一三号室の患者―」など全四編を収録。
著者等紹介
綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、”新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。’19年、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
58
綾辻さん流の心の闇が詰まった玉手箱。もちろん全て既読だが何度読んでもこの不穏で曖昧な世界観がたまらない。各話に添えられる綾辻さんの一言コメントも嬉しい。大好きな『深泥丘奇談』からはミステリ作家である“僕”が石倉医師(二)からの勧めで〈心の闇〉を取り除く手術を受けるのだが…「心の闇」少年時代の記憶の欠落に不安を抱える男性は…「夢魔の手」誰なのか思い出せない青年が持ってくる犯人当ての難問「どんどん橋、落ちた」そして身体を切っても再生するという女性と皮肉な結末「再生」などミステリ&ホラーが存分に楽しめる1冊。2026/07/14
ぼっちゃん
42
STORY IN POCKETシリーズ第4弾。ミステリー&ホラーの4編の短編集。ホラー系の『悪魔の手ー313号室の患者ー』と『再生』が印象に残った。特に『再生』は落ちが素晴らしかった。7月には宮部みゆきさんのSTORY IN POCKET『人・で・なし』が刊行されるようでそちらも楽しみです。2026/07/06
キナコ
23
作者買いした一冊。傑作集のため、以前にも読んだ作品ばかりではあったが、改めて読み返せて良かった。ミステリー作品は一つで幻想小説がメインかな?どんどん橋落ちたは評価が分かれるかもなぁ。個人的には夢魔の手が一番好き。2026/06/27
チサエ
8
どれも再読、こうして気軽に読める文量で1冊にまとめられてると良きね。やっぱり巻末の「再生」おどろおどろしくて大好き。「初 綾辻」ならこれ!と声を大にしてオススメします。2026/06/14
APIRU
7
『館』シリーズとはまた違う、綾辻小説の魅力が味わえる四篇。諧謔的でアイロニックな「心の闇」、虚実綯い交ぜになる「夢魔の手」、奇想のミステリー「どんどん橋、落ちた」、ホラー味を帯びた「再生」。趣向に富んだ四篇であり、改めて『深泥丘』シリーズの世界は好きだと思ったし、「夢魔」のインパクトもやはり出色でした。四篇とも既出であり別の本に収録されているので、それらを持っているのであれば敢えて手に取る必要もないのですが、逆に『館』シリーズしか読んだ事がない人であれば、入門として誂え向きのセレクションと言えるでしょう。2026/06/22
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