出版社内容情報
講談社文庫55周年、550円文庫企画。
どれも傑作! 宮部ミステリーの魅力が詰まった1冊。
【目次】
内容説明
宮部みゆきの現代ミステリを集めた傑作短編集。万引でつかまった十歳の少年が発する無言のSOSを下町の古書店の店主が解く(「うそつき喇叭」)。偶然出会った女性の身の上話が●●計画になる(「十年計画」)など、全四編を収録。入口からは想像できないドラマが一話の中で展開する驚きと感動の宮部マジック。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、’93年『火車』で山本周五郎賞、’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、’99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、’08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Awardを受賞。’22年菊池寛賞受賞。’26年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
127
いつでも、ここから、名著に会える←惹かれるでしょ?STORY IN POCKETシリーズ今回は宮部みゆき!4話。記憶にあるのは表題作。ざわっとするよね。切なさと怒りの『うそつき喇叭』どう進むのと思ったら、ストンとあったかい気持ちに包まれた『サボテンの花』十年は色々あるよねって感じの『十年計画』やっぱり宮部みゆきは好きだなと独りごちて、550円が嬉しいよ講談社さん。2026/08/07
タイ子
91
「STORY IN POCKET」シリーズ。収録してある4つの作品集は全部既読ではあるものの記憶になくて新鮮。タイトルの「人・で・なし」はさすがに覚えていた。母親が当てた宝くじで買った家。家族の運命が変わって行く。住む人間と家との相性があるとしたら住んで見ないと分からないという怖さ。宮部さんの読ませるところは人間の心の深いところにある善悪が何かの折にひょっこり出て来る怖さと面白さ。またまた550円で楽しめた一冊。2026/08/02
ケンイチミズバ
75
交通事故でなら殺せるかも知れない。物騒な話だ。しかし、運転免許はこれからだ。(笑)誰にも話せない計画をお客さんに打ち明けるタクシーの女性ドライバーの設定は演劇のようで面白かった。動機はさておき、毎日毎日お客を運ぶ人生。いつしか優秀な女性ドライバーになってしまった。計画はもういいのか。一時、お客を楽しませるための作り話なのか、上手いな。古書店で絵本を万引きする?子供が?と違和感を持った作品も、なるほどと。子供は支配されやすく、それだけに卑劣なこれも現実によくある。恨みやコンプレックスや人間の人間たる。2026/08/24
Ikutan
71
税込550円でベストセラー作家の珠玉な作品が読めちゃうお得なシリーズ。小六の卒業研究発表会の謎を描いた『サボテンの花』、万引き少年と古本屋の親父を描いた『うそつき喇叭』、女性タクシードライバーの秘密を描いた『十年計画』、引越し先の家での怪現象を描いた『人・で・なし』の四編。子どもが主人公前半は、心温まる穏やかな読み心地でしたが、ラストの『人・で・なし』は、短いながら読み応えがあって、不気味な現象が怖い怖い。『宮辻薬東宮』で既読だったのですが、すっかり忘れていて、今回も怖さを堪能しました。2026/07/23
優希
68
面白かったです。短編が4編おさめられていますが、どの短編も宮部さんらしさが感じられました。ほっこりしたり驚かされたり。軽いタッチで始まるのに、想像できないドラマへとリードされるのが気持ち良い。宮部マジックを堪能しました。2026/08/20




