『石球城』殺人事件

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『石球城』殺人事件

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  • サイズ 46判/ページ数 464p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065438671
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ミステリはここまで来た。
驚愕、反転、感動の”解決篇”

13の密室、13のトリックーー
『神の光』の北山猛邦が挑む、
本格ミステリの最高到達点(トップ・オブ・トップ)!

凍てつく世界を旅する少年・ルーサは壁で囲まれた城塞都市・石球城に迷い込む。無数の石球が散らばり、永遠に夜が明けない閉ざされた街(クローズド・サークル)は、九人の王が支配し、十三の灯台とそこに住む巫女によって保たれていた。自身の正体を知るため、ルーサは“世界の果て”を目指す少年・ロメリアと、巫女・カヮクの灯台を訪れるが、待っていたのは密室首切り死体。巫女殺しの疑いをかけられたルーサは犯人を捜索するが、今度はべつの巫女が密室首切り死体として発見されーー。

連続巫女殺しの犯人は? 「石球城」の驚愕の真実とは?
滅び行く世界で、“真実”だけが眩く光る。

【担当編集者コメント】
ミステリが好きでよかったーー原稿を読んだときの素直な気持ちです。『神の光』でミステリ界を席巻した北山猛邦さんの「城」シリーズ、21年ぶりの新作です。終末世界で起こる殺人とド派手なトリック。1作ごとに物語は完全に独立しており、共通点は「本格ミステリであること」のみ。稀代のトリックメーカーが演ずるのは、ミステリ史に残る“奇跡(マジック)”。ご堪能ください。
――亥(メフィスト編集長)

内容説明

驚愕、驚愕、驚愕の”解決篇”。13の密室、13のトリック。凍てつく大地で死の淵を彷徨う少年・ルーサは、城壁に囲まれた都市・石球城で、”世界の果て”を目指すロメリアと出会う。

著者等紹介

北山猛邦[キタヤマタケクニ]
1979年生まれ。2002年、『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。物理トリックへのこだわりから「物理の北山」と呼ばれる一方、繊細で切ない人間ドラマにも定評がある。”消失もの”の縛り短編集『神の光』で2025年のミステリランキングを席巻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さこぽん

33
面白かった。密室が13もある!=トリックも13!物理が得意の北山さんらしいトリックでここまでいくと芸術だ。謎めく石球城の世界観に魅了された。巨大な城壁に閉ざされた都市・石球城、太陽も月もない人以外の生き物もいない。殺人犯は真っ暗闇の壁外からくるのか?13人の灯台守の巫女たち。ラストが感動的。いつかこの地球も終末を迎えるんだろうか?2026/07/11

geshi

24
13もの密室殺人がとんでもないテンポで押し寄せてくる物量だけでも途方もない。加えて石球城を中心とした社会システムの謎、かつて城を抜け出した者が見た果ての謎、深淵の底に潜む謎と世界の謎が同時に展開され、どう収集つけるのかと不安になってしまう。解決編に入って最初の方の「こんなものか」という感想すら掌の上で、物理の度合いが進化していった先に犯人の正体と繋がった時の衝撃たるや!更に世界の真実の壮大さと石球城の真の目的に口アングリ。全てが必然に配され、ミステリでしか至れない地を見せてくれる、今年ベスト級の傑作。2026/06/28

糸巻

23
これは贅沢な密室ミステリ。違和感なく物語にのめり込めるほどの終末世界の描かれ方が素晴らしいのもさることながら、なんとこの1冊で13もの密室殺人が次々に発生していくのだ。こんなの読んだことない。トリックもそれぞれ違っていて、文字だけでは想像するのが難しい物理トリックなのだが図解があるのがありがた過ぎる。なぜ密室にしなければならないのかの整合性もこの世界観ならではで得心がいくものだった。密室殺人のトリックの他にも数多くの謎がひしめいているので、それが明かされていくのも楽しめた。それにしても13!多い!2026/07/12

よるのもち

18
尋常じゃない勢いで襲いかかってくる謎、謎、謎。果たしてこれは本当に解決できるのか、と不安になるほどの謎の洪水の果てに齎される奇跡のような解決編。一度連載で読んでいるにも関わらずブチ上がってしまいました。歴代北山作品トップであり、超超超絶傑作です。読んでいる途中で、「本当に13種類の違うパターンの密室を作る気なのか……?」と驚かされたのを覚えています。奇想に満ちた密室トリックが次々に暴かれていく圧巻の解決編は、ただただ圧倒されるしかありません。2026/06/26

ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)

13
★★★★☆9 「物理の北山」という異名に恥じない、物理トリックの傑作だった。物理トリックを扱う作品は今までにはたった一つのトリックや、数回のトリックの組み合わせがほとんどだった。対して、本作は今までに読んだことのない数の物理トリックであり、共通するガジェットとして至るところに配置された『石球』が印象的。解決編を読んでも『石球』の扱い方がとんでもなく、どれもが一つの作品のメイントリック級だった。ただ無理のあるトリックもあり、疑問点はいくつか出て惜しい。個人的にはQuizKnockの須貝さんの感想が聞きたい。2026/07/12

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