出版社内容情報
「どうしようもなく眠れず、耐えられない夜がある」
白梅町商店街3番地。嵐の夜にやってきた訳あり青年・有坂楓を迎え入れたのは、下町のミニシアター”キネマ長夜座”だった。
自分の感情を言語化できず、人生を投げ出しかけていた楓だったが、支配人代理の壇や映写技師の老人との出会い、そして1本の映画に触れたことで、自分自身に向き合う決意を固める。
35mmフィルムが放つ光は、傷ついた魂を静かに照らし出していく。
キネマ長夜座――ここは、孤独を「幸福なひとりぼっち」に変える場所。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
文公
9
もう少し映画に詳しければより楽しめそう。面白かった。2026/05/23
たけのこ
2
映画館を舞台にし、ふらっと現れた若者とか、老練の映写技師とか、いわくつきの美人女優とか。そんな登場人物たちの人生がそこで交錯し、物語をつむぎだします。メインはこの少年の成長譚という感じでしょうか。2026/06/03
bittersweet symphony
1
もうちょっと映画ネタが盛り込まれていないと類型的な人物造形のカモフラージュができないのではないか、という気はしますね。できない事情もいろいろあるかもしれませんが。2026/06/06
辺野錠
0
ミニシアターが舞台のドラマというのが独自色になっていた。上映するフィルムをどうやって繋げるのかと映画館要素もしっかりとしている。女優や子供とそこを訪れるお客のドラマも良かった所。謎の多い主人公の素性で引っ張る所も気になるストーリーになっていた。巻末のミニシアターの取材漫画も興味深かった所。2026/06/09




