大江戸フューチャーズ

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大江戸フューチャーズ

  • 稲葉 大樹【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 講談社(2026/05発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065435076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「徳川幕府、債務超過により倒産寸前」――。

八代将軍・徳川吉宗が直面したのは、理想論ばかりで数字の読めない老中たちと、膨れ上がった巨大な固定費。
この未曾有の経営危機を打開するため、戦国時代から暗躍する伝説の忍者集団を雇用する。

その名も「今猿(コンサル)」ーー。

「まず、大奥をリストラせよ」 彼らが突きつけるのは、感情を排した冷徹な「現状の見える化」と、現代ビジネスをも凌駕するロジックの数々。 七〇〇人規模の凄絶な人員削減 、不透明な年貢制度のインセンティブ設計 、そして市場を震撼させる「貨幣改鋳」というバズーカ。

守旧派や大名たちとの衝突を乗り越え、はたして吉宗は国家再生の悲願を成し遂げられるのか?

現代を生きる挑戦者たちに贈る、血湧き肉躍る吉宗の成長譚!



【目次】

内容説明

吉宗の前に立ちはだかる、巨額の固定費と、理想論ばかりの老中たち。吉宗は危機を打開するため忍者集団を雇用する。その名も今猿(コンサル)―ヒト・モノ・カネのプロフェッショナルだ。「まず大奥をリストラですね」見える化、コストカット、年貢のインセンティブ設計、貨幣改鋳、そして先物取引。大名やライバル忍者集団たちとの衝突を乗り越え、吉宗は国家再生を成し遂げられるのか?前代未聞の幕府再生小説、誕生!第67回メフィスト賞受賞作!

著者等紹介

稲葉大樹[イナバタイキ]
1977年生まれ、静岡県出身。早稲田大学大学院理工学研究科修了。『大江戸フューチャーズ』で第67回メフィスト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

173
第67回メフィスト賞受賞作、毎回メフィスト賞受賞作を楽しみにしています。受賞作では珍しい歴史もの、江戸幕府再生享保の改革今猿小説でした。もしも今時のヤリ手のコンサル会社が、江戸幕府を立て直したらと言った感じです(笑) 著者の次回作は、織田信長、今から楽しみにしています。 https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000426592 5月は、本書で読了です。2026/05/31

さっちゃん

49
第67回メフィスト賞受賞作。倒産寸前の江戸幕府。将軍・徳川吉宗が謎の忍者集団・今猿(コンサル)と手を組み改革に取り組む。現状の見える化、凄絶なコストカット、年貢のインセンティブ設計など大胆な提案の数々で幕府の財政を立て直していく…。/やや好みが分かれそうな作品。舞台は江戸時代だけどカタカナのビジネス用語がバンバン出てくる。時代モノ風味のお仕事小説のよう。経済に弱い私だけど図解や資料で何とかついていく(全部理解できたかは怪しい)。かなり有能集団な今猿、ぜひ今の日本政府にもアドバイスしてあげてほしい。2026/07/14

かんらんしゃ🎡

40
元禄バブルがはじけて失われた20年。幕府は財政破綻、民は物価高で実質所得減。どっかで聞いた話だ。今の世をちくりと刺せる格好の舞台だったのにー。さすればこの本の読み処はなんだってぇと現代ビジネス用語を使っての政策会議か。大奥リストラ・コメ・金融と緊縮財政をすすめる。対して尾張宗春は規制緩和と経済の活性化だ。ケインズに先駆けること200年、恐慌時に財政出動して工・芸・祭を奨励した。芸どころ・モノづくり愛知の礎だ。信長が天下を取っていれば300年、宗春が将軍なら100年、日本は先に行っていたぞ。2026/05/30

Y2K☮

38
著者初読み。第67回メフィスト賞受賞作。徳川吉宗が江戸幕府の再建に挑むストーリーだけど、町田康の小説と同じく現代のビジネス用語が当たり前のように飛び交う。おかげで経済の勉強になったし、書かれた提言のいくつかは現政権に対するそれを含んでいるように感じた。蔦屋重三郎が松平定信の政策を批判する戯作を作った際、話の舞台を過去へ移すことでお上から睨まれるのを回避せんとしたのを思い出す。当時の時代状況が丁寧に綴られている部分もあるゆえ、歴史小説としても興味を惹かれた。島原の乱や享保の改革に関する専門書を読んでみたい。2026/06/03

よっち

22
財政破綻寸前の吉宗が未曾有の危機を打開するため伝説の忍者集団・今猿を雇用する時代エンタメ小説。今猿から現況を解説され、部下のタダスケやヒサミツを使い大奥のリストラや現状の見える化、コストカット、年貢のインセンティブ設計 、貨幣改鋳、先物取引といった改革を進めていく吉宗。大奥をリストラされ今猿で働くようになったイサキ、今猿のライバル、尾張藩の宗春たちも絡めた展開は、現代用語が飛び交い時代小説と思って読むと面食らいますが、そこが割り切れる人であれば理想と現実に葛藤しながら改革に取り組む物語として楽しめますね。2026/07/05

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