講談社学術文庫<br> 蒙古襲来

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講談社学術文庫
蒙古襲来

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065431160
  • NDC分類 210.43
  • Cコード C0121

出版社内容情報

鎌倉時代後期、13世紀後半の日本には「飛礫(つぶて)」や「博奕(ばくち)」に象徴される、底知れぬ力が渦巻いていた。
その源となった「未開」と「文明」、「農業」と「非農業」の対立は、幕府では御家人と御内人、朝廷では持明院統と大覚寺統の政治的対立として、また宗教においては日蓮と叡尊・忍性の対立、さらには荘園支配をめぐる対立として、社会のさまざまな局面にあらわれる。蒙古襲来は、せめぎあいの緊張が高まる日本に訪れた危機だった。
未曾有の外寇によって対立の均衡が崩れた時、後戻りのできない大転換が始まる。それは単に鎌倉幕府の滅亡にとどまらない、近世・近代の日本社会の在り方にもつながる日本社会の大変動だった――。
戦後歴史学を代表する歴史学者、網野善彦が遺した唯一の時代史にして無二の全体史。【解説:清水克行】

「未開」と「文明」、「農業」と「非農業」が激突する十三世紀後半の日本。蒙古襲来によってその均衡が崩れたとき、決して後戻りのできない大転換が始まる――。網野史学唯一の時代史にして無二の全体史。


遍歴する職人や商人、海民など非農業民に光をあてることで、これまでにない中世日本の姿を描き出した網野善彦(1928-2004年)。鎌倉時代後期の法制・経済・宗教・文学の総体に過不足なく言及された本書は「網野によって書かれた唯一の時代史叙述であるだけでなく、網野史学にもとづいた貴重な「全体史」の試み」である(清水克行氏「解説」より)。
『中世荘園の様相』に続く二冊目の単著となる本書は、前著で描かれた若狭国太良荘をはじめとする荘園の百姓や支配者たちをめぐる悲喜こもごもはもちろん、非農業民である職人の活動や「悪党」に接近する後醍醐天皇、あるいは活発な中世の海上交通、「弘安徳政」など、その後の仕事に結実するエッセンスが凝縮されている。網野史学を彩る個々の魅力的なテーマが通史叙述のなかで立体的に組み上げられ、大きく転換していく時代のうねりがダイナミックに立ち上がる。
圧倒的スケールで繰り広げられる空前絶後、唯一無二の時代史。(原本:小学館、二〇〇一年)

 【本書の内容】
まえがき〔小学館ライブラリー版〕
飛礫・博変・道祖神――はじめに
二つの世界、二つの政治
「蒼い狼」の子孫
文永の役
建治元年―日本
弘安の「徳政」と安達泰盛
百姓と「職人」
訴人雲霞のごとし
転換する社会
鎌倉幕府の倒壊
一三世紀後半の日本
参考文献
解 説(清水克行)
年 表



【目次】

まえがき〔小学館ライブラリー版〕
飛礫・博変・道祖神――はじめに
二つの世界、二つの政治
「蒼い狼」の子孫
文永の役
建治元年―日本
弘安の「徳政」と安達泰盛
百姓と「職人」
訴人雲霞のごとし
転換する社会
鎌倉幕府の倒壊
一三世紀後半の日本
参考文献
解 説(清水克行)
年 表

内容説明

鎌倉時代後期、一三世紀後半の日本には飛礫や博奕に象徴される、底知れぬ力が渦巻いていた。その源にある「未開/文明」、「農業/非農業」の深刻な対立は、蒙古襲来という未曽有の危機を契機にして日本に大変動をもたらす。それは決して後戻りのできない大転換だった―。稀代の歴史学者による唯一の時代史にして無二の全体史。

目次

飛礫・博奕・道祖神―はじめに
「撫民」と専制
二つの世界、二つの政治
「蒼い狼」の子孫
文永の役
建治元年―日本
弘安の役
弘安の「徳政」と安達泰盛
百姓と「職人」
訴人雲霞のごとし
転換する社会
鎌倉幕府の倒壊
一三世紀後半の日本

著者等紹介

網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928‐2004年。東京大学文学部国史学科卒業。名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授、神奈川大学特任教授を歴任。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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