出版社内容情報
1986年に『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞して40年、いまもシリーズ累計200万部を突破した「おばけずかん」シリーズを手掛ける斉藤洋による、新シリーズ。
「翔の四季」シリーズと同じ世界観でつづられる、女性の幽霊と少年の出会いを描くふしぎな物語。
【目次】
内容説明
小学生の桂は父親とふたり暮らし。3月の終わりに、ロフトのある家に引っ越すことになった。だが引っ越しの直前、新しく住む家を見あげた桂は、だれもいないはずのロフトの窓から、女の人がこちらを見おろしているのを目にする―。真実と出会う少年の少し不思議なものがたり。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞
いとうあつき[イトウアツキ]
1990年生まれ。文教大学教育学部卒業後、保育士としての勤務を経て、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。「翔の四季」シリーズの絵をはじめ、書籍の装画・挿絵などを多数手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小説大好き
3
読めて良かったです。語り口も展開も淡々としていますが、シンプルながらも物語を丁寧に進めている印象を受け、ただ派手にすれば良いと考える浅薄な作品とは一線を画す好感を持てました。主人公も内面の起伏があまり見えない人物像であるため、彼が唯一感情を爆発させるシーンが相対的にとてもエモーショナルに感じられました。要素が少ない分掘り下げるべきポイントがはっきりしており、続編に期待が持てます。ただ、ここまであっさりしていると想定されるクライマックスが幽霊との別れに絞られてしまい、読者の予想を上回るのは難しい気がします。2026/05/15
弥都
1
引っ越し先のロフトのある家には女の人の幽霊がいた。主人公桂と同級生の南静奈にしか見えないらしい。ある日、桂は幽霊にお願い事をした。それは死んだママに会うためロフトに連れて来てほしいということ。幽霊こと水谷真希は甲府に住む妹が預かっている自分の手帳を持ってくることを条件にお願い事を引き受けた。手帳は真希の手に渡ったが真希にしか分からない言葉で書いてあり内容は触れられていない。桂はママの幽霊には会えなかった。でも、真希のおかげで真実が分かった。それはショックなものではあったが同時に希望にもなっただろう。2026/06/10
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