出版社内容情報
最恐のホラー饗宴!
「小説現代」2025年8・9月号で人気だったホラー特集を魅力的なパッケージで連続刊行!
1テーマに2人、12作。全6シリーズ。
第六弾は、小野不由美×平山夢明。テーマは「リミナルスペース」。
小野不由美 「縁日」
この話は誰にもしていません。
あの変な場所から帰ってきて、唯一書き込んだ匿名掲示板では、
その後私は消息不明ということになっていました。
生きているので最初から話しますーー。
芦花公園 「三津原モールでたい焼き食べたい」
とっくの昔に閉店したはずの三津原モールの地下で、
「たい焼き屋を見た」と訴える患者が現れた。
医師の「私」が確かめに行くと、奇妙な現象が次々起こる。
この三津原モールは、一体「誰」を呼んでいるのか?
【目次】
内容説明
誘ってくるのは誰?招かれたのはなぜ?怪異に囚われたいあなたへ。最恐のホラー饗宴!テーマは「リミナルスペース」。
著者等紹介
小野不由美[オノフユミ]
12月24日、大分県生まれ。大谷大学文学部卒業。在学中は京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。2013年『残穢』で山本周五郎賞、2020年「十二国記」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞
芦花公園[ロカコウエン]
東京都生まれ。2021年『ほねがらみ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紫陽花と雨
17
小野不由美「縁日」芦花公園「三津原モールでたい焼き食べたい」の2作品収録、全93ページ。縁日は主人公が何者かわかっていない神様の場所にずかずか入っていく感じとか、尾端さんいないし(←作品違う)とか、もう最初から心配しかなかった。芦花公園作品は実は初読みなのですが、このシリーズの中で1番面白かったかも。そう、たい焼き。食べるか食べないかじゃなくて、行くか行かないか、なんですよね。ええ、わかっています。私は結局行かないと思うけど。安部公房を彷彿とさせる不条理ホラーにワクワクして、他の作品も読んでみたくなった。2026/06/28
tow
6
迷い込み型怪談。面白かった。うちの患者さまも、よくどこかに迷い込んでいる。アタシには見えない空間に。2026/07/15
keisuke
5
この掛け合わせの理由何なんやろうか。小野不由美とテイスト違うからなのか、逆に共通点じつはあるのか。2026/07/01
読書と紅茶🥰
3
「縁日」はよくある境界線を犯したものが彷徨うお話で既視感が強く新鮮味がなく怖さもあまりないがあえてだらだらととりとめもなく書かれていて読者も袋小路に彷徨える疑似体験を味わえる。「三津原モールでたい焼き食べたい」はインパクト満点なタイトルも去ることながら内容も良かった。廃墟が人を呼んだのかな。過ぎ去りし日々の哀切も感じる良作。2026/07/04
みずな
3
主上の書いた短編(『縁日』)が収録されてるとのことで購入。描写された参道を頑張って想像しながら読んだけど果てしない感じで上手くいかない、と思ったのだけど、これが主人公が不思議な空間に留まっている訳の分からなさに繋がるのかなと後から感じた。芦田公園さんは初読み。たい焼き食べたくなりました。共通点としては、タイトルの「空間」というワードよりも、どちらも行くか行かないかの葛藤が描かれている点かなぁと思ったり。どちらの話も、どっちの選択をするのだろうとドキドキして疲れた。結末を知った状態=近いうちに再読したいな。2026/06/29




