講談社現代新書<br> 歌舞伎 家と血と藝 (増補新版)

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講談社現代新書
歌舞伎 家と血と藝 (増補新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 656p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065427385
  • NDC分類 774.26
  • Cコード C0270

出版社内容情報

事実は小説より奇なり…。当代の役者たちはどんな歴史を背負っているか?

明治から令和まで、劇界を動かしてきた10大名家の興亡史。
世襲と門閥が織りなす波瀾万丈の人間ドラマを見よ。

旧版刊行から13年、歌舞伎ファン必携の名著が最新の動向まで網羅して完全リニューアル!

本書で取り上げる10大名家
市川團十郎家/尾上菊五郎家/中村歌右衛門家/片岡仁左衛門家/松本幸四郎家/中村吉右衛門家/守田勘彌家/市川猿之助家/中村鴈治郎家/中村勘三郎家

本書は役者たちの「藝」を解説し、批評するものではない。歴史読み物として書かれ、さらに「家の継承」という縦軸の物語だけでなく、劇界での「権力闘争」という横軸の物語も描かれる。……劇界の権力闘争を展開してきた家ごとの歴史を知ることで、歌舞伎座で活躍する役者たちが背負っている歴史が分かるはずだ。そんなことを知らなくても、歌舞伎は楽しめるが、知っていれば、また別の楽しみがある。――はじめにより



【目次】

第一部 劇聖とその後継者たち 明治から大正
第二部 新興と凋落 大正から昭和戦前
第三部 神なき時代 昭和戦後
第四部 新たなる希望 平成から令和

内容説明

旧版刊行から13年、歌舞伎ファン必携の名著が最新の動向まで網羅して完全リニューアル!世襲と門閥が織りなす波瀾万丈の人間ドラマを見よ。明治から令和まで劇界を動かす十大名家の興亡史。

目次

第一部 劇聖とその後継者たち―明治から大正(歌舞伎史との並走―市川團十郎家 その一;養子と実子―尾上菊五郎家 その一;東西分裂と襲名争い―中村歌右衛門家 その一;兄弟の明暗―片岡仁左衛門家 その一;フランス系アメリカ人の子―市村羽左衛門家・坂東彦三郎家)
第二部 新興と凋落―大正から昭和戦前(血統のない家―中村歌右衛門家 その二;歴史は繰り返す―尾上菊五郎家 その二;周縁からの出発―中村吉右衛門家 その一;劇界の毛利三兄弟―松本幸四郎家 その一;三人の二代目候補―中村鴈郎家 その一;孤児たちの苦難―守田勘彌・坂東三津五郎家 その一;大空位時代―市川團十郎家 その二;異端の一族―市川猿之助家 その一)
第三部 神なき時代―昭和戦後(二度殺された役者―片岡仁左衛門家 その二;早過ぎる死―市川團十郎家 その三;第二の帝政―中村歌右衛門家 その三;王朝交代―尾上菊五郎家 その三;三代目同時襲名―松本幸四郎家 その三;再び、帝劇へ―松本幸四郎家 その二;分裂した一族―中村吉右衛門家 その二;古くて新しい家―中村吉右衛門家 その二;二組の三兄弟―片岡仁左衛門家 その三;復権―守田勘彌・坂東三津五郎家 その二)
第四部 新たなる希望―平成から令和(相次ぐ悲劇―市川團十郎家 その四;菊五郎家と松緑家の明暗―尾上菊五郎家 その四;三兄弟の誰が継ぐのか―片岡仁左衛門家 その四;駆け抜けた十八代目―中村勘三郎家 その二;短命の家系と、もうひとつの家系―守田勘彌・坂東三津五郎家 その三;恩讐の彼方―市川猿之助家 その三;破棄された襲名ルール―中村歌右衛門家 その四;播磨屋と萬屋の近くて遠い関係―中村吉右衛門家 その三;二代・三人の四回の襲名―中村鴈治郎家 その二;二度目の三代同時襲名―松本幸四郎家 その三;新しい團菊―令和七年間の襲名)

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社アルファベータ代表取締役編集長として、音楽・映画・写真の本、「クラシックジャーナル」などを編集発行(2014年まで)。歌舞伎、クラシック音楽、映画、マンガ、歌謡曲などの分野で執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Inzaghico (Etsuko Oshita)

5
わたしが知っているのは昭和後期くらいからテレビで見かけた役者が多い。ライオン歯磨きのCMに家族で出ていた七代目菊五郎とか、ラ・マンチャ幸四郎とか、銭形平次吉右衛門とか、コクーン勘九郎とか……。実は、こういう人たちは、歌舞伎界で居場所がなかったからテレビや舞台に出ていた、という事情を初めて知った。ふつう、歌舞伎役者は忙しくてテレビなんて出ていられない。それにしても、テレビで見る「人気」役者だと思っていたのが、そう見えたのは彼らが苦汁をなめさせられていたことの表れだったとは。「家と血」の力を突きつけられる。2026/06/08

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