講談社文庫<br> ちぎれた鎖と光の切れ端

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講談社文庫
ちぎれた鎖と光の切れ端

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065423288
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸川乱歩賞受賞第一作
ミステリーランキングを席巻したZ世代のアガサ・クリスティーが描く哀しき連鎖殺人

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。」

復讐を誓う男がたどり着いた熊本県の孤島(クローズドアイランド)で目にしたのは、仇(かたき)の死体だった。
さらに第二、第三の殺人が起き、「第一発見者」が決まって襲われる――。

2020年8月4日。島原湾に浮かぶ孤島、徒島(あだしま)にある海上コテージに集まった8人の男女。その一人、樋藤清嗣(ひとうきよつぐ)は自分以外の客を全員殺すつもりでいた。先輩の無念を晴らすため--。しかし、計画を実行する間際になってその殺意は鈍り始める。「本当にこいつらは殺されるほどひどいやつらなのか?」樋藤が逡巡していると滞在初日の夜、参加者の一人が舌を切り取られた死体となって発見された。樋藤が衝撃を受けていると、たてつづけに第二第三の殺人が起きてしまう。しかも、殺されるのは決まって、「前の殺人の第一発見者」で「舌を切り取られ」ていた。

そして、この惨劇は「もう一つの事件」の序章に過ぎなかった――


【目次】

内容説明

無人島・徒島を訪れた友人同士七名。樋藤清嗣は復讐のため全員の殺害を決めていたが、彼の与り知らぬところで次々と殺されてしまう。決まって前の殺人の第一発見者が舌を切断されて。凄惨な事件の真相と結末とは?そして三年後、謎はふたたび蠢きだす―。伝統と革新が詰まった令和の巨編本格ミステリ。

著者等紹介

荒木あかね[アラキアカネ]
1998年福岡県生まれ。九州大学文学部卒業。2022年、『此の世の果ての殺人』で第68回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。本格ミステリーの確かな技法に加え、心理に深く分け入った人間ドラマを描くことから「Z世代のアガサ・クリスティー」と呼ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
島原湾に浮かぶ徒島の海上コテージに集まった7人の男女と1人の漁師。先輩の無念を晴らすため密かに復讐の準備をしていた樋藤清嗣が、仇たちの死に直面してゆくミステリ。事前にグループに入り込んでいたことで、計画を目の前にして殺意が鈍り始める清嗣。そんな彼をあざ笑うかのように次々と殺される仲間たち。しかし惨劇は新たな始まりでしかなくて、3年後、横島真莉愛を中心として展開されるもうひとつの事件。複雑な因縁が繋がり、見えてきた事件の全貌を解き明かす過程で決着をつけて、未来に新たな希望を見出してゆく結末は面白かったです。2026/04/15

えみちゃん

23
初読みの作家さん。帯に惹かれて手に取った結果思わず購入してしてしまったよ。笑っ。無人島に遊びに来た友人7人を復讐のため全員殺害する予定だった樋藤清嗣のあずかり知らぬところで次々と殺されていきます。その被害者は決まって前の事件の第一発見者⁉無人島での連続殺人事件!なんて言われると「そして誰もいなくなった」をまず思い浮かべてしまうし、ミステリー好きにとってはたまらない設定です。第1部の島での事件はテンポよく⁉殺されていき!思わぬ結末を迎えます。そして第2部。時は流れ新たな連続殺人が起きます。切り取られた舌、2026/05/10

No-Taka

15
書店で平積みされており、プロットが面白そうだったので購入。期待以上に面白くて、止めどころを見失いAM2:00までかけて一気に読んでしまった。第一部は孤島クローズドサークル皆殺し系の、第二部は警察小説風の味付けになっており、一作で味変を楽しめる。一部二部とも、HowとWhyは全然わからないけどWhoはなんとなくわかるようになっており、情報開示は結構フェア。なにより冒頭に島の全景図とコテージの部屋割り図、登場人物リストがある。やっぱり孤島クローズドサークルはこれがないと殺意が(?)盛り上がらない。満足。2026/05/05

nami1022

13
乱歩賞受賞後の二作目。Z世代のクリスティ(誰が言ってんの?)らしいけど、その二つ名に負けず、軽く前作のハードルを超えてくるのはすごい。前半は所謂クローズドサークルだけど、ただの連続殺人に設定が止まらないのが凄い。孤島の事件はテンポよく進みページを半分ほど残して解決。後半は大阪に舞台を移して、全く別の物語のように見えて前半とどのように繋がるのかと思ってよみ始めたら、繋がりがどうこう以前の導入部から引き込まれます。そして最後まで息つく間もなく突っ走る。これは凄い新人が現れたものだ。2026/05/10

ナオ

11
面白かった!!帯に有栖川有栖の「世界レベルのミステリの書き手」 と書いていたら、読むしか無いよね。しかも孤島が舞台みたいだしと読み進める。面白い。でも、まだ半ばなのに犯人が?なんと第一部で犯人が分かる。そして第二部。一気に読了。この展開。やられた。私には著者が世界レベルかは分からないけど、プロの作家が世界レベルというだけの事はあると思った。デビュー作の設定が滅びゆく地球で発生した殺人事件とあったので、読むのを躊躇してましたが、読むこと決定です。どんな世界に連れて行ってくれるのか、楽しみです2026/05/13

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