講談社選書メチエ<br> ケルトとは何か

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講談社選書メチエ
ケルトとは何か

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065420263
  • NDC分類 230.3
  • Cコード C0322

出版社内容情報

妖精が戯れる神話の世界、美しい文様の装飾写本、大きな輪を重ねた石造の「ケルト十字架」、騎士や魔術師が活躍するアーサー王物語群など、ヨーロッパの古くて不思議な魅力がある文化――ケルトをこのように思い浮かべる人は多いだろう。
しかし本書によれば、アイルランドやスコットランドで特徴的なダンスや音楽、民族衣装をはじめ、ケルト美術の優品「タラ・ブローチ」「ケルズの書」なども、古代ケルト人に伝統をさかのぼるのは無理がある。では、近年の「ケルト懐疑論者」が主張するように、ケルトの「存在自体が怪しい」のかといえば、そうではない。
ケルト文化の本質は、ケルト諸語によって営まれた文化である。スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランスのブルターニュ地方などの「ケルト文化圏」の主要言語であり、現在は少数言語となっているゲール語、ブレイス語などのケルト諸語の分析から、「ケルトとは何か」を根源的に問い直す。そこには豊かな言語文化の広がりと、現在も生きている伝統の厚みがあった。
ある時は近代のナショナリズムに活用され、またある時はヨーロッパ統合の象徴となり、さらに近代文明を批判する「癒し」の精神性も期待される「ケルト」の虚像と実像とは。「ケルト人」と「ケルト文化圏」は、なぜ一致しないのか? 言語学と考古学、美術、文芸、民俗学などを総合したヨーロッパの「ケルト学」の成果と議論から、「歴史」と「文化」の深層がみえてくる。

目次
はじめに 
第一章 近代が生んだケルト文化
1 華麗な音楽文化 
2 展示される民族衣装 
3 ヒーリングと反近代の思想性 
4 ドルイドの実像と虚像 
第二章 ケルト美術と考古学
1 「古代ケルト人」とは
2 タラ・ブローチとバターシーの盾
3 懐疑論と「西からのケルト語」
4 巨石文化を見直す
5 人の移動と文化の移転
第三章 文芸と民俗のなかのケルト
1 伝承文学と吟遊詩人
2 アーサー王伝説とバルドたち
3 韻律が伝える「ケルト文化」
4 民話と民謡の採集 
5 妖精とハロウィーンの起源
第四章 民族起源の伝説と史実
1 ブリタニアの起源伝説 
2 ブレイスの起源伝説
3 カムリー、エリウ、アルバの起源伝説
第五章 ケルト諸語の言語学
1 印欧語の歴史言語学
2 言語をどう分類するか
3 地名研究の効用
4 ケルト諸語の音声学
5 ケルト諸語の文法的特徴
第六章 社会のなかのケルト諸語
1 オガム文字の碑文を読む
2 「書きことば」をめぐる論争
3 社会階層・宗教・学校と言語
4 「言語死」をいかに食い止めるか
おわりに


【目次】

はじめに 
第一章 近代が生んだケルト文化
1 華麗な音楽文化 
2 展示される民族衣装 
3 ヒーリングと反近代の思想性 
4 ドルイドの実像と虚像 
第二章 ケルト美術と考古学
1 「古代ケルト人」とは
2 タラ・ブローチとバターシーの盾
3 懐疑論と「西からのケルト語」
4 巨石文化を見直す
5 人の移動と文化の移転
第三章 文芸と民俗のなかのケルト
1 伝承文学と吟遊詩人
2 アーサー王伝説とバルドたち
3 韻律が伝える「ケルト文化」
4 民話と民謡の採集 
5 妖精とハロウィーンの起源
第四章 民族起源の伝説と史実
1 ブリタニアの起源伝説 
2 ブレイスの起源伝説
3 カムリー、エリウ、アルバの起源伝説
第五章 ケルト諸語の言語学
1 印欧語の歴史言語学
2 言語をどう分類するか
3 地名研究の効用
4 ケルト諸語の音声学
5 ケルト諸語の文法的特徴
第六章 社会のなかのケルト諸語
1 オガム文字の碑文を読む
2 「書きことば」をめぐる論争
3 社会階層・宗教・学校と言語
4 「言語死」をいかに食い止めるか
おわりに
参考文献
索引 

内容説明

妖精たちが戯れる神秘的な世界、美しい文様の装飾写本、華やかな音楽文化、騎士と魔術師が活躍するアーサー王物語など、古くて魅力あるヨーロッパの基層文化とされる「ケルト」。しかしその多くは、近代に生み出された「伝統」だった。ナショナリズムに利用される一方で、ヨーロッパ統合の象徴となり、近代文明を批判する「癒し」も期待されるケルトの実像とは。歴史と言語、美術、文芸、考古学など多角的な視点で見えてくる、豊かな文化の広がりと、近年活況を示すケルト研究の現在。

目次

第一章 近代が生んだケルト文化
第二章 ケルト美術と考古学
第三章 文芸と民俗のなかのケルト
第四章 民族起源の伝説と史実
第五章 ケルト諸語の言語学
第六章 社会のなかのケルト諸語

著者等紹介

原聖[ハラキヨシ]
1953年、長野県生まれ。東京外国語大学卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。女子美術大学芸術学部教授を経て、女子美術大学名誉教授。専門は近代言語社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
原聖 言語学 考古学 ヨーロッパ先住民 鉄器文化 ラ・テーヌ文化 ハルシュタット文化 古代ローマ カエサル ガリア戦記 ギリシア史料 ドルイド 異教 宗教観 神話 伝承 アイルランド ウェールズ ブルターニュ ケルト語派 文化の再構築 ケルト復興 アイデンティティ 境界の民族 歴史的実像 虚像 拡散 移住 交易 墓葬 意匠 渦巻き文様 金属工芸 文字なき文化 碑文 古典古代 近代ナショナリズム 変遷 ヒベルニア ガラティア 英雄叙事詩 聖パトリック 墳墓 黄金工芸 輪廻転生 アーサー王伝説 キリスト教化2026/02/10

呑司 ゛クリケット“苅岡

0
キルトやタータン、フリーメーソン、吟遊詩人、ブリタニア起源説、古代ケルト語の碑文、オガム文字など読めば読むほど謎に嵌るような気持ちになる。ケルトを理解したとは言えないが益々興味が湧いて来る本。2026/01/14

(ま)

0
ヨーロッパ文明の基層とされてきたケルト文化の虚実 ケルトとは言語文化2026/01/02

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