出版社内容情報
生まれて初めて会えたおじい様とおばあ様。みんなで囲む食卓が、こんなにも暖かく幸福なものだったなんて――。
カルディナ伯爵家から出奔し、母の故郷アネモネ島で一人暮らしをはじめたレティシア。祖父母との会食で音信不通だった理由が判明し、はじめて肉親の愛情を受けることができた。
だがその席で、父の不義により自我を失っていたと「聞かされていた」母をめぐる重大な疑惑が浮上する。
祖父母の養子・レオナルドが提示したその疑惑は「毒を盛られていた可能性」。
それが本当だとして、では誰が何のために――?
一方、残されたレティシアの幼馴染、セブランは大喜びでレティシアの義妹・フィオナへの距離を縮めようとする。
しかしフィオナの側は歓迎する様子がない。ついにその真意が語られる――。
ただ静かに消え去ったために、隠されていた真実が連鎖的に暴かれていく。
「ただしず」沼にハマった読者から続きを待望される解放の異世界ファンタジー、白熱の第4巻!
【目次】
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- 洋書
- Gedichte



