出版社内容情報
魂の深奥にふれる学び──神秘学が導く、高次の自己への旅
神秘学は、哲学・芸術・科学・政治など、人類文化の根幹に深く関わってきた知の体系です。本書はその神秘学の基本的な考え方と歴史的展開を、古代ギリシア哲学から現代に至るまで、わかりやすく解説します。神秘学は、単なる知識の提供ではなく、思考と感情を喚起することで「目に見えない世界」への認識を深めます。それは別の世界への逃避ではなく、日常の中に眠る「高次の人間」を目覚めさせ、生き方が変わらざるをえないような学びです。
ゾロアスター教以来の西洋のグノーシス的二元論と、儒教・仏教・道教・シャマニズムなど東洋の一元論的世界観を対比し、影響関係をたどることで見えてくる、神秘学の普遍性と多様性。シュタイナー研究の第一人者が、シュタイナーの思想を縦糸として古今東西の神秘学をたどり、魂を探る旅への扉をひらきます。(解説:若松英輔)
[本書の内容]
I 神秘学とは
1 神秘学の原風景
2 古代の秘儀参入
3 古代東方
4 魂の遍歴者たち
5 アカシャ
6 一元論
7 後天開闢
8 ガイア
II 美学としての神秘学
9 美学者シュタイナー
10真・善・美
11アストラル・ヴィジョン
12フォルク
13恨の美
14南溟の果て
あとがき
解 説 若松英輔
*本書の原本は、2000年にちくまプリマーブックスとして筑摩書房から刊行されました。
【目次】
I 神秘学とは
1 神秘学の原風景
2 古代の秘儀参入
3 古代東方
4 魂の遍歴者たち
5 アカシャ
6 一元論
7 後天開闢
8 ガイア
II 美学としての神秘学
9 美学者シュタイナー
10真・善・美
11アストラル・ヴィジョン
12フォルク
13恨の美
14南溟の果て
あとがき
解 説 若松英輔