講談社学術文庫<br> 田沼意次の時代

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講談社学術文庫
田沼意次の時代

  • 大石 慎三郎【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065410011
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

◇この男は、列島を「ひとつの社会」にしようと企てた◇

低い家格から前代未聞の大出世を果たした男は、それまで幕藩体制が規定してきた列島の社会のあり方を一新しようと試みた。
税制改革、通貨一元化、蝦夷地の大規模開発……彼が企てた改革は未完に終わったが、その後の歴史展開に確かな足跡を残すものであった。
戦前は「日本史三大悪人」の汚名を着せられた田沼意次の評価を一転させた、記念碑的論考。

【本書より】
田沼意次の時代は、日本の改革と保守とが激闘した、江戸時代では最も面白い時代である。

【本書の内容】
はじめに
プロローグ──郡上一揆と田沼意次の登場 
第一章 田沼意次の虚像と実像
1 田沼意次の履歴 
2 つくられた悪評 
第二章 吉宗の退陣と意次の登場
1 吉宗退陣と家重継嗣 
2 左近将監の罷免 
3 将軍の座を逃した松平定信 
4 田沼意次の登場 
5 幕府の権力構造と田沼意次の位置 
第三章 田沼意次の政策
1 暗殺で阻止しようとした田沼の政策 
2 流通税の導入
3 通貨の一元化政策
4 蝦夷地の調査とその開発政策 
5 印旛沼の干拓とその挫折
第四章 田沼時代の社会
1 文人たちの時代 
2 天災と災害の時代 
エピローグ──「遺書」を通してみた意次の人柄 
おわりに 
解説



【目次】

内容説明

低い家格から前代未聞の大出世を果たした男は、幕藩体制が規定してきた列島社会のあり方を一新せんと試みた。税制改革、通貨一元化、蝦夷地大規模開発…その企ては未完に終わったが、その後の歴史展開に確かな足跡を残すものであった。戦前は「日本史上三大悪人」の汚名を着せられた田沼意次の評価を一転させた、記念碑的論考。

目次

プロローグ―郡上一揆と田沼意次の登場
第一章 田沼意次の虚像と実像(田沼意次の履歴;つくられた悪評)
第二章 吉宗の退陣と意次の登場(吉宗退陣と家重継嗣;左近将監の罷免;将軍の座を逃した松平定信;田沼意次の登場;幕府の権力構造と田沼意次の位置)
第三章 田沼意次の政策(暗殺で阻止しようとした田沼の政策;流通税の導入;通貨の一元化政策;蝦夷地の調査とその開発政策;印旛沼の干拓とその挫折)
第四章 田沼時代の社会(文人たちの時代;天災と災害の時代)
エピローグ―「遺書」を通してみた意次の人柄

著者等紹介

大石慎三郎[オオイシシンザブロウ]
1923‐2004年。東京大学文学部国史学科卒業。博士(文学)。学習院大学名誉教授。徳川林政史研究所所長、愛媛県歴史文化博物館館長などを歴任。専攻は近世日本史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

80
NHK大河ドラマ『べらぼー』は家人が観ているのを時々”お相伴”する程度で、しかとは観ていないが、どうやらワイロ政治家と学校で習った田沼意次が重要登場人物のよう。本書はその田沼の時代を、どちらかと言えば”意次”より”時代”にフォーカスして説き起こしている。紀州の足軽身分の家柄から吉宗の将軍就任をきっかけに出世の足掛かりを掴んだ意次は側用人と老中を兼ね、権力の絶頂を極める。が反発した譜代名門層は、吉宗の孫にあたる若き松平定信を押し立て、賄賂問題で意次を失脚させる。そして倹約を旨とした寛政の改革へと続くが、⇒ 2025/10/14

さとうしん

9
田沼意次再評価の書として一世を風靡したということだが、本論の田沼評価よりも彼が世に出るきっかけとなった郡上一揆の話や、田沼時代の社会・文化状況、没落の過程での天命の飢饉と打ち壊しの話とかが面白い。解説によると、肝心の再評価については、特に「清廉な政治家だった」という人格面について本書の内容を真に受けるのは問題があるようだが。解説にある本書初版、あるいは岩波現代文庫版刊行時の社会状況との関係もなかなか興味深い。2025/10/01

Tomozuki Kibe

5
「べらぼう」ブームに乗って読了。これが91年に画期的な書であったと思うと、80年代に田沼を描いた「風雲児たち」の凄味。特に「知られざる」と本書である蝦夷地調査隊を事細か(やや誇張あるが)に描いていることに驚く。2025/10/02

(ま)

2
読書メーター2,600冊目 日本三大悪人、大賄賂政治家という評価は正しいのか 享保の改革に続き田沼がやろうとしたこと 松平定信一味が悪者のようだが...2025/10/06

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