講談社現代新書<br> おどろきの刑事司法―”犯罪者”の作り方

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講談社現代新書
おどろきの刑事司法―”犯罪者”の作り方

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065409299
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0232

出版社内容情報

約1分の勾留質問で164日間勾留、検事の作文で作られる供述調書、証拠
改竄や捏造……。冤罪に巻き込まれた著者がみた驚愕の刑事司法の実態とは

法制審に参加した市民委員5人が戦慄した、抜け穴だらけの刑事司法改革。誰もが信頼できる刑事裁判のために、私たちにはなすべき事がある。取り調べの可視化、人質司法の解消、証拠開示制度・再審制度の見直しで、刑事司法は必ず変わる、必ず良くなる

神津里季生(連合元会長)
松木和道(元三菱商事法務部長)
周防正行(映画監督)
安岡崇志(元日本経済新聞論説委員)

「有罪率99.9%」は、先進国の中では異常なまでの高率です。以前は、検察の優秀さを示す数字であるかのように言われてきましたが、本来なら無罪となるべき事件や、そもそも無実の人たちが、かなりの数、有罪になっていることが指摘されています。
警察、検察、裁判所に対する国民の信頼度は高いと思いますから、皆さんは、「まさか、何もやっていない自分が犯罪者にされるはずはない」と信じているでしょう。
私も、かつてはそうでした。それだけに、検察の強引な取調べ、身に覚えのない罪でも、否認を続けると長期間にわたり拘置所に閉じ込められる「人質司法」、証拠開示になかなか応じようとしない検察の姿勢、あってはならない証拠の改竄という事実に、愕然とさせられたのです。
「はじめに」より






【目次】

第一部 九九・九%は有罪 おどろきの刑事司法 

第一章 突然「犯罪者」にされた私の場合
第二章 刑事裁判 歪んだ「ゲームのルール」
第三章 罪を認めよ! さもなくば、すべてを奪う
第四章 「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」
第五章 袴田事件がさらした再審制度の実態

第二部 明日はあなたも「犯罪者」 
第六章 痴漢冤罪「それでもボクはやってない」その後
第七章 会社員を犯罪者に仕立て上げるケースが増えている

第三部 私たちの刑事司法改革 
第八章 抜け穴だらけの刑事司法改革 2
第九章 「公平なルール」を作り直す

内容説明

冤罪や「人質司法」のない「当たり前の刑事裁判」実現のために私たちができること。法制審に参加した市民委員5人が戦慄した、抜け穴だらけの刑事司法改革。誰もが信頼できる刑事裁判のために、私たちにはなすべき事がある。取調べの可視化、「人質司法」の解消、証拠開示制度・再審制度の見直しで、刑事司法は必ず変わる、必ず良くなる。

目次

第一部 九九.九%は有罪 おどろきの刑事司法(突然”犯罪者”にされた私の場合;刑事裁判 歪んだ「ゲームのルール」;罪を認めよ!さもなくば、すべてを奪う;「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」;袴田事件がさらした再審制度の実態)
第二部 明日はあなたも”犯罪者”(痴漢冤罪「それでもボクはやってない」その後;会社員を”犯罪者”に仕立て上げるケースが増えている)
第三部 私たちの刑事司法改革(抜け穴だらけの刑事司法改革;「公平なルール」を作り直す)

著者等紹介

村木厚子[ムラキアツコ]
元厚生労働事務次官。現在は全国社会福祉協議会会長。1955年高知県生まれ。高知大学卒業後、78年に労働省(現・厚生労働省)入省。障害者政策、女性政策などに携わり、雇用均等・児童家庭局長などを歴任する。2009年の「郵便不正事件」では虚偽有印公文書作成容疑等で逮捕・起訴されるも、2010年9月の裁判で無罪確定、職場復帰。13年、厚生労働事務次官に就任。15年退職。11年6月、法務大臣の諮問機関である法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」委員となり、取調べの可視化を中心に刑事司法制度の改革をの検討に加わるする。しかし、日本の刑事司法の厚い壁に阻まれて、改革は道半ばにでとどまった終わる。任期終了後も、同じく市民委員だった、「連合」元会長の神津里季生氏、映画監督の周防正行氏、元三菱商事法務部長の松木和道氏、元日本経済新聞論説委員の安岡崇志氏と5人で勉強会を継続し、刑事司法改革のための提言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あらたん

46
かなり衝撃的な検察の取り調べの実態。ガバナンスが効かない組織は長い期間のうちに必ず腐敗するという典型。この期に及んで改革を拒もうとする法務省にも唖然とする。確かに検察には社会正義を守る大切な役割があるしそれが全く機能していないとまでは思わないけれど、だからと言って間違いを正さなくて良いということには全くならない。2026/04/16

shinjitaka

1
裁判官になったら最初の3年間国選弁護人として刑事裁判で裁かれる立場を経験するという意見は、まさに実現すべきだと思う。2026/03/26

yuko

0
村木さんの著書「日本型組織の病を考える」で郵政不正事件の取り調べの状況を知り、本書で再度認識を新たにした。話した通りに調書が作られない。無罪を示す証拠があっても出されない。さらには担当検事による証拠の改ざんまで。郵政不正事件は一部の例外ではなく、大川原化工機事件など、冤罪は今も起きている。かつて、痴漢事件として最高裁初の逆転無罪判決を下した那須弘平裁判官は、補足意見で「冤罪で国民を処罰するのは国家による人権侵害の最たるものであり、これを防止することは刑事事件による最重要課題の一つである。」と述べている。2026/04/06

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