出版社内容情報
“延命=正解”ではない。5000人を看取ってきた医師が語る、本当に後悔しない「最期」の選び方。
親の介護やがん治療、そして“その時”の医療をどうするか――。
誰もがいつかは直面するのに、正しい選択肢を知らないまま進んでしまうのが現代医療の現実です。
本書は、延命治療や医療制度の裏側、在宅医療の知られざる実態に光を当て、「最期までその人らしく生ききるために、どんな医療を選ぶべきか」を問いかける一冊です。
著者は、5000人以上を看取ってきた「いしが在宅ケアクリニック」理事長・石賀丈士医師。
がんや認知症など重い病を抱える人たちと、その家族に寄り添いながら在宅医療を続けてきた経験をもとに、“失敗しない医療の選び方”の実例を交えて解説します。
●「本人の意思」が置き去りにされる延命治療の実態とは?● 医療制度の構造が生み出す“闇”と“限界”
● 信頼できる在宅医療の見分け方、準備のチェックポイント● 自宅で最期を迎えることが“家族関係”に与える影響とは?● 病院で死ぬことが当たり前になった社会をどう変えるか?
「まだ大丈夫」と思っている人ほど、読んでおきたい――。
この一冊が、医療と死に対する考え方を根本から見直すきっかけになるはずです。
【こんな方におすすめ】
・高齢の親を持つ方
・がんなどの診断を受けたご本人・ご家族
・地域医療に関わる医師・介護職の方
・在宅医療を選択肢として知っておきたいすべての人に
【目次】
はじめに
第1章 在宅医療の悲惨な実態
第2章 現代医療の構造的な問題とは?
第3章 後悔しない在宅医療の選び方
第4章 在宅医療を始めるうえで知っておくべきこと
第5章 8割の人が病院で死ぬ世の中を変えたい
おわりに
【目次】