出版社内容情報
秋にしか会えない少年に、恋をした。
乱歩賞作家が放つ、青春タイムリープミステリー!
中学3年、秋。
受験勉強の息抜きに訪れたハロウィンの歌舞伎町で、遥佳は運命の出会いを果たす。
いざこざに巻き込まれ追われているところを、親切な少年・夕真に助けられたのだ。
夕真に好感を抱き距離を縮めようとした時、信じられない現象が起きる。
彼が、遥佳の目の前で「消失」してしまったのだ。
「来年また会えるかも」そう言い残して。
目の当たりにした超常現象を信じられない遥佳。
だが夕真は確かに、一年後の秋、再び姿を現す。
彼は10年前から、秋だけタイムリープを繰り返しているのだった。
いったい、なぜ――。
【目次】
内容説明
中学三年生の遥佳。どこにでもいるふつうの女の子、のつもりだった。あの人に会うまでは―。目の前で、急に「消えた」彼は、また、秋にやって来る。ただ戻ってくるのを待つだけで、本当にいいのだろうか?恋の力だけが、時空を超える。そう信じる勇気が、あなたにはありますか?
著者等紹介
三上幸四郎[ミカミコウシロウ]
1967年鳥取県生まれ。慶應義塾大学卒業後、3年間のサラリーマン生活を経て、脚本家に。これまでに、『名探偵コナン』『電脳コイル』『特命係長 只野仁』『特捜9』など数多くのテレビドラマ、アニメの脚本を執筆。2023年「蒼天の鳥たち」(刊行時『蒼天の鳥』に改題)で第69回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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