講談社文庫<br> 老坂クリニック―坂の途中に椅子ひとつ

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講談社文庫
老坂クリニック―坂の途中に椅子ひとつ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065408780
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

高齢者の疾患全般を診る老坂クリニック。院長の小町先生には短歌の趣味があり、治療に応用も。現役医師作家が描く書下ろし医療小説!

東京・自由が丘にある老坂クリニックは「老年内科」を看板に掲げる、高齢者の疾患全般を診る診療所。ちょっとした坂を上り切ったところにあり、お年寄りにはきつい。医師は2人。普通の高齢者の治療がしたいと言って、都心の大学病院から移ってきた31歳の山里羊司医師と、赤茶色に髪を染めた68歳のベテラン・老坂小町院長だ。小町先生には短歌の趣味があり、患者への診察メッセージを短歌に込めるという特技を持つ。それが治療に役立っているのかは不明だが。そして集まってくる患者は狙いどおりお年寄りばかり。今回の診療項目には、エンディングノート、白内障、免許返納の三つが並ぶ。


【目次】

内容説明

東京・自由が丘にある老坂クリニックは「老年内科」を看板に掲げる、高齢者専門の診療所だ。ベテラン医師の小町院長には短歌の趣味があり、処方箋のように短歌を詠む特技を持つ。今回の診療メニューには、エンディングノート、白内障、免許返納の三項目が並び…。現役医師作家が描く書下ろし医療小説!

著者等紹介

南杏子[ミナミキョウコ]
1961年、徳島県生まれ。日本女子大学卒業。出版社勤務を経て、東海大学医学部に学士編入。卒業後、慶應義塾大学病院老年内科などで勤務したのち、スイスへ転居。スイス医療福祉互助会顧問医などを務める。帰国後、都内の高齢者病院に内科医として勤務。『サイレント・ブレス』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

117
南杏子さんの文庫書下ろしは「受診はご家族同伴で」と言う『老年内科』を看板に掲げる【老坂クリニック】が舞台。連作3話はエンディングノート(75歳)、白内障(68歳)、免許返納(82歳)の処方せん。どれも当人の気持ちと家族の気持ちが分かるので、ウンウンと、はぁ··が行ったり来たりしていた。新シリーズ2ヶ月連続刊行とあるので、続編も楽しみにしたい。2025/09/30

akiᵕ̈

21
小児科の老人版〈老年内科〉を、医師であった夫が寝たきりの身である小町院長と、レアな疾患より加齢に伴う心身の不自由を改善する普通の疾患にやりがいを覚え、小町院長の元にやってきた山里とで老人の抱えている問題に奮闘する。70代、80代で、自分はまだまだイケると頭で思っていても体はその思いとは裏腹で、やはり老化現象としてその身に襲いかかってくる。しかし周りがアドバイスしても耳を貸さない。頑固!ここが大事になるか小事で済むかの分かれ道になるんだとつくづく思った。何に困っているのかに気づいてあげられるかが重要だとも。2025/09/19

檸檬の木

17
「老齢内科」って何? 高齢者の疾患全般を診る診療所、小児科の老人版とのことだそうだ。家族同伴で受診する三人の高齢者が扉を叩く。妻に先立たれ息子夫婦と同居する75歳の晃さん。エンディングノートがストレスとなり血圧が上昇してしまうが、その顛末には家族愛が溢れていた。恐怖心から白内障手術を手術が始まる直前にキャンセルしたが、その後手術を無事終え白内障が治った事で多くのものを手に入れ元気になっていく68歳の静子さん。82歳の朔太郎さんは、家族を巻き込んでの運転免許証返納に至る大騒動。全て身に染みる話だった。 2025/10/19

manamuse

16
あっという間の読了でした。エンディングノートや手術や運転免許返納に関して、高齢者側の言い分と家族側の言い分が、まぁ〜だろうね〜って感じ。可もなく不可もなく…2025/10/11

びぃごろ

14
自由が丘の坂の上にある老坂クリニックは「老年内科」が専門だ。待合室には『ご家族同伴での受診をお願いします 院長・老坂小町』という貼紙。そんな科があるとは知らなかった、小児科の老人版と考えればいいそうだ。へぇ~。子どもが痛みを上手く伝えられないのと同じように、老人も妙な見栄や頑固さがあって、正しく診断するのが大変なこともあるかもしれん。連作短編3本「私のトリセツ最終章」75歳男性嫁にエンディングノートを勧められる「もう一つのまなざし」68歳女性白内障手術「キーを置いたその先に」82歳男性運転免許返納に猛反発2025/10/20

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