出版社内容情報
さぁ、出かけよう! 「物語」という旅へ。
国境、日常、現実を飛び越え、行き先は無限大!
宮内悠介、藤井太洋、小川哲、深緑野分、森晶麿、石川宗生――。
最旬の作家たちが想像の翼を広げて誘う、魅惑のノベル・ジャーニー!
宮内悠介 「国境の子」
対馬から韓国まではわずか一時間。でも「ぼく」にはそれが遠かった。
藤井太洋 「月の高さ」
旅公演スタッフとして遠征中、あの日見た月が胸に去来する。
小川 哲 「ちょっとした奇跡」
自転が止まった地球。カティサーク号は、昼を追いかけ移動を続ける。
深緑野分 「水星号は移動する」
移動式の宿・水星。今日はどんなお客様と出会うのだろう?
森 晶麿 「グレーテルの帰還」
あの夏、最後の家族旅行での惨劇が、私の運命を大きく変えた――。
石川宗生 「シャカシャカ」
地表が突然シャッフルをはじめた!? 姉弟の生き残りをかけた旅が始まる。
【目次】
内容説明
日本と韓国。近いようで遠い距離を越えて、「ぼく」は父に会いに行こうと決めた(宮内悠介「国境の子」)。自転が止まった地球。昼夜の境目を進む船の若き乗船員マオには、小さな願い事があった(小川哲「ちょっとした奇跡」)―旬な作家たちが描くボーダーを乗り越える物語。(『Voyage 想像見聞録』改題)
著者等紹介
宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2010年に「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞しデビュー。『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞、『あとは野となれ大和撫子』で第49回星雲賞、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞
藤井太洋[フジイタイヨウ]
1971年奄美大島生まれ。2012年、ソフトウェア会社に勤務する傍ら執筆した長編『Gene Mapper』を電子書籍で個人出版し、大きな話題となる。『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞と第46回星雲賞、『ハロー・ワールド』で第40回吉川英治文学新人賞、『マン・カインド』で第53回星雲賞を受賞
小川哲[オガワサトシ]
1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞しデビュー。『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞と第31回山本周五郎賞、『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、第168回直木三十五賞を受賞
深緑野分[フカミドリノワキ]
1983年神奈川県生まれ。2010年、第7回ミステリーズ!新人賞にて短篇「オーブランの少女」が佳作入選、2013年に短篇集『オーブランの少女』が刊行されデビュー
森晶麿[モリアキマロ]
1979年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞
石川宗生[イシカワムネオ]
1984年千葉県生まれ。オハイオ・ウェスリアン大学卒業。2016年に「吉田同名」で第7回創元SF短編賞を受賞。2018年に受賞作を含む短編集『半分世界』を刊行。2020年に『ホテル・アルカディア』で第30回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほんメモ(S.U.)
宗蓮
vivahorn
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