クリムトの盗まれた女

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クリムトの盗まれた女

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065405246
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

その「秘密」はこの絵と一緒に葬り去ったはずだった――。

☆☆☆☆☆
フランスで驚異の文学賞20冠! & 23万部突破! & 世界21ヵ国で翻訳決定!
☆☆☆☆☆

クリムトの名画『婦人の肖像』に隠された、心揺さぶる「歴史と謎」。
「世界」が注目のアート・ミステリーの大傑作が日本上陸!



1910年にオーストリアの画家・クリムトが描き、クリムト自身が死の直前に大幅に修正したことが1996年に判明、1997年にイタリアのリッチ・オッディ近代美術館から盗まれ、2019年に無傷で発見された謎多き実在の絵画――『婦人の肖像』。

なぜこの絵は数奇な運命をたどったのか? この絵のモデルとなった女性は誰なのか?

1900年代初頭のウィーン近郊、幼子を抱えるシングルマザーのマルタ。
1920年代のNY、株式投機で人生逆転を企む青年・イジドール。
1980年代のテキサス、コロンビア・ロー・スクールへの進学を果たした才女、パール。
バラバラに見える3人の人生が交錯するとき、名画に隠された衝撃の「秘密」が浮かび上がる!


【目次】

内容説明

1910年にオーストリアの画家・クリムトが描き、死の直前に自身の手で大幅に修正、1997年にイタリアのリッチ・オッディ近代美術館から盗まれ、2019年に無傷で発見された謎多き実在の絵画―『婦人の肖像』。なぜこの絵は数奇な運命をたどったのか?この絵のモデルとなった女性は誰なのか?1900年代初頭のウィーン近郊、幼子を抱えるシングルマザーのマルタ。1920年代のNY、株式投機で人生逆転を企む青年・イジドール。1980年代のテキサス、コロンビア・ロー・スクールへの進学を果たした才女、パール。バラバラに見える3人の人生が交錯するとき、名画に隠された衝撃の”秘密”が浮かび上がる!

著者等紹介

田中裕子[タナカユウコ]
フランス語翻訳家

ド・ペレッティ,カミーユ[ドペレッティ,カミーユ] [de Peretti,Camille]
作家。1980年、フランス・パリ生まれ。パリのエコール・アクティブ・ビラング・ジャニンヌ・マニュエルで学び、リセ・ルイ=ル=グランで文学の準備課程を修了。その後、エセック・ビジネス・スクールを卒業し、シンガポールの投資銀行でアナリストとして勤務。イベント会社を立ち上げるなど多岐にわたる活動を行う。2005年に自伝的要素を含む小説『Thornytorinx』でデビュー。2024年に刊行した『L’Inconnue du portrait』(本書)は20の文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

122
すごく面白い!ミステリ 絵の謎はホント。描き替えられ盗まれ出てきた。大恐慌の話もリアルで手に汗握る。本邦初訳の作家さん。次はSFでも書こうかな、て。書ける。2026/08/16

キムチ

27
ジャケ借り‥何たってクリムトの画筆が惹きつける。持ちやすい本、して文体。肩に力入れず頁が進む。靴磨きの少年、孤児院、娼婦、ビクトリア朝時の豪壮な邸宅と富豪。次第に形が姿を現す∼それは小さな波となり幾度もリフレイン、最後20頁で大波となり読み手の眼前に叩きつけられた。事実は小説より奇なりを下地に鮮烈なストーリーテリング、舌を巻く。フィクションと思えぬ。マルタの血はパールで再現され~19~20Cに架かる歴史が緞帳の様に眼前に。最後の煌めきを放つ墺の社会、人間本能の忌まわしくも爛れた性 生み出された命が愛おしい2026/10/05

練りようかん

16
完成後の全面修正は初。女性は誰で、なぜ姿を変えたのか。異例の絵画は盗難に遭い、発見されるまでの経緯を描く。クリムトの作品からはいつも狂気に近い愛とエゴイズムを感じるのだが、物語のはじめに塗り直しを願い出る理由がもうそのまんまでイメージ通りだと引き込まれたのだが、女性が蹂躙される歴史の繰り返しなど嫌悪感もついて回った。百年を超えるファミリーツリーが明らかになる展開で、実親は誰かを口伝えで知る時代と、DNA鑑定で明確になる時代があることで読み手の疑心を煽る構成が良い。本物を観たいという思いが強まった。2026/09/05

parmigiano

5
陳腐な書き方になっちゃうが抜群に面白かった!!海外作品だと割とじっくり読む為に、時間が掛かりがちだった私が気付いたら読了LEVEL。コレは勧めたくなる。出自の違いと当時の世界情勢、人間模様もまた興味深いシーンがたくさん。余裕があるなら、登場人物をメモしながら読むとより楽に愉しめるかも。心の機微と行動、慎重さと大胆さも読み手を摑んで話さない。自分勝手にノンフィクションにしてしまいたくなる構成と読み応えでした。読書会が楽しみになる。【きっかけは読書会の課題本として手に】2026/09/11

niko婆

5
数奇な運命をたどったのは事実の「夫人の肖像」を巡る親子3代の数奇な運命の物語。事実と絡めるのうまいなあ。エイドリアンの幸せになぜかガッツポーズが出た(笑)2026/09/05

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