出版社内容情報
戦え。もう一度生きるために。
蠱毒〔デスゲーム〕が終わる。
残り九人――。
堂々の最終巻!
〈あらすじ〉
最終決戦、開幕。
東京は瞬く間に地獄絵図に染まった。
血と慟哭にまみれる都心の一角で双葉は京八流の仇敵、幻刀斎に出くわしてしまった。
一方の愁二郎は当代最強の剣士と相まみえることに――。
戦う者の矜持を懸けた「蠱毒」がとうとう終わる。
八人の化物と、少女一人。生き残るのは誰だ。
【文庫書下ろし】
【目次】
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
763
大満足。出る直前まで本当に後一巻で収められるのか疑問を抱いていたが、驚くほどぶん投げにならずにちゃんと締め括っていた。間違いなく面白いし、ドラマもきっと観るとは思う。だがしかし、蟲毒自体がhunter×hunterだし、強さのインフレとパワーアップの仕方がドラゴンボールだし、響陣のアレは八門遁甲だし、ジャンプ好きすぎませんか今村さん?というところ誰も突っ込まないのだろうか。設定や台詞の流用が露骨すぎて、そのうち大問題にならないかと要らぬ心配をしてしまう。もう続きが読めないのは素直に寂しい。2025/08/09
パトラッシュ
400
待ちかねて手に取ったシリーズ最終巻だが、いろいろ不完全燃焼の残る読後感だった。第一に東京で欲に駆られた市民に襲撃される展開で、優れたプロ同士の血戦というドラマを埋もれてしまった。第二に蠱毒を企んだ男の動機がクーデターを起こし全権を握るほど激烈ならまだしも、新政府内での権力を拡大するためとは卑小に過ぎる。第三に愁二郎ら生き残りのバトルシーンが短く切り上げられた感が拭えず、倍くらいの分量で東京が灰燼になるほどの大激闘をじっくり書き込んでほしかった。先日『鬼滅の刃』を観たばかりで、どうしても比べてしまったかも。2025/09/05
やな
308
手に汗握りながら読了。終わってしまってちょっと残念。スピンオフとか出ないかなあ。2025/08/21
bunmei
300
『天・地・人・神』と4巻に渡る今村翔吾の人気シリーズ『イクサガミ』も、最終章へ突入。一攫千金を狙う強者どもによる、命がけの東海道バトルロワイヤル『蠱毒』も、いよいよクラスマックスの東京が舞台。残りは僅か9人となり、最終目的地の上野寛永寺を目指して、血飛沫あげての死闘が再び繰り広げられる。しかしここからは、参加者同士が争うだけでなく、東京の民衆全てを敵に廻し、そこに警察や軍隊からの追手も加わって生き残るという、過酷なシチュエーション。果たして愁次郎達は、上野に辿り着けるのか?そし て、そこで待つ結末とは? 2025/08/28
Kanonlicht
297
ついに完結! ついに旅の終着点である東京で最終試練の幕が開ける。生存者たちのここまでのしぶとさを思うと、それぞれの散り様はややあっけなくもあるけれど、いずれも技を極めた強者たちの戦いともなれば勝負は一瞬のうちに決まるものなのだと(無理矢理)納得。終わってほしくなさすぎて、終盤は1行1行かみしめて読んだ。この倍の長さでも喜んで読んでいたと思う。終わり方はよかった。2025/08/15




