講談社現代新書<br> 戦争特派員は見た―知られざる日本軍の現実

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講談社現代新書
戦争特派員は見た―知られざる日本軍の現実

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065403808
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「状況芳しくなく、腹は決まっています」
「これが最後の通信になるかもしれません」
「足の悪い者や病人は濁流の中に呑まれて行く」

最前線、爆弾投下、連絡員の死、検閲……
何が写され、何が写されなかったのか?
兵士からは見えなかった〈もうひとつの戦場〉

「太平洋戦争勃発の際、ハワイでの奇襲攻撃は知っていても、その数時間前に日本軍の銀輪部隊(自転車部隊)がマレー半島を南下し、戦争勃発の引き金となった事実は、少なくとも日本では風化された記憶になっている。
一方で、戦争の被害を被ったマレーシアやシンガポールでは、こうした戦争の記憶は、学校や博物館だけでなく、家庭内でも継承され続けている。戦争に関する記憶のギャップは著しい。
世界で戦争や紛争が続く中、私たちにとって「戦後」とは何なのだろうか。
果たして、戦争の記憶を継承することはできるのか。
特派員たちは現場で何を見たのか。
ひとりひとりの仕事と人生を追うことで、知られざる「戦争の実態」が見えてくる」――「プロローグ」より

【目次】
第一章 戦争は報道を変えたか
第二章 特派員の叫びは新聞社首脳の耳に届いたか
第三章 戦時下中国で記者が取材したこととは?
第四章 帝国日本の周縁で何が起きていたか
第五章 南方で軍と新聞社は何をしていたのか
第六章 「不許可」写真は何を写していたか/写していなかったか


【目次】

第一章 戦争は報道を変えたか
第二章 特派員の叫びは新聞社首脳の耳に届いたか
第三章 戦時下中国で記者が取材したこととは?
第四章 帝国日本の周縁で何が起きていたか
第五章 南方で軍と新聞社は何をしていたのか
第六章 「不許可」写真は何を写していたか/写していなかったか

内容説明

最前線、連絡員の死、検閲…何が写され、何が写されなかったのか?兵士からは見えなかった〈もうひとつの戦場〉。戦争とは、戦後とは?彼らは戦火をどう生き抜いたのか?日中戦争から太平洋戦争、その後まで秘蔵写真が明かす〈本当に知りたかったこと〉

目次

プロローグ
第一章 戦争は報道を変えたか
第二章 特派員の叫びは新聞社首脳の耳に届いたか
第三章 戦時下中国で記者が取材したこととは?
第四章 帝国日本の周縁で何が起きていたか
第五章 南方で軍と新聞社は何をしていたのか
第六章 「不許可」写真は何を写していたか/写していなかったか
エピローグ 戦中写真は現代に何を問いかけるのか

著者等紹介

貴志俊彦[キシトシヒコ]
1959年生まれ。広島大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程後期単位取得満期退学。島根県立大学教授、神奈川大学教授、京都大学教授などを経て、ノートルダム清心女子大学国際文化学部教授。京都大学名誉教授。専門はアジア史、東アジア地域研究、メディア・表象文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

69
東日、大毎に(ある意味奇跡的に)残された報道写真をベースに、日中戦争からアジア太平洋戦争期の新聞報道について考察する。当然のことながら、新聞を売るということが至上な訳で、会長・社長自らが現地に飛んで軍人や外交官と交流、特派員を激励し、帰国すると多くの聴衆を集めて報告会を開く。軍や内務省による検閲もあるが、新聞社自らが自己規制というか、売らんがなのためもっぱら戦勝ムードを煽る記事が多くなる(読者が勝ち戦を好むから)。その一方で現地特派員や連絡員で戦死するものが相当数いたことも指摘される。2025/08/06

さとうしん

15
戦時中の新聞社、特に従軍記者の戦場での活動を追う。前線で取材しているのだから当たり前かもしれないが、戦地で犠牲となった記者、あるいは連絡員や電信課員ら関係者が多かったことに驚かされる。新聞社の支局など報道の拠点も中国内地など意外と多く設けられていた。取材の便宜を図るべく社のトップが自ら戦地を巡って軍関係者と接触し、取材体制を構築していくといった報道のあり方、そして自発的な自己検閲部門の設置などにより、新聞社が軍部と一体化した広報宣伝機関となったことなど、現代の報道の問題とも通じるような批判も見える。2025/07/28

お抹茶

3
中国や東南アジアに赴いた新聞社特派員の動向を写真と共に記す。特派員は現地取材だけでなく,講演会や報告会にも参加し,聴衆に影響を与えた。新聞首脳部は海外支局を訪問し,軍に感謝を示しつつ自社の名前を売り込み取材環境の提供を交渉した。マニラ市街戦で死亡した者も多い。「不許可」の写真やその理由を公開しているのも特徴。2025/08/05

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