どら蔵

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065402139
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

騙し騙され、
知恵と欲の
丁々発止の果て
手にする物は?

天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか?

魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り!
読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!


【目次】

内容説明

天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘!できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され―。さて、どらちゃんは「真物」の目利きになれるのか?負けるな、どら蔵!「競り」はいつの世も、最高の知的格闘技!綿密な情景&人物描写を尽くした人間喜劇!

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し『実さえ花さえ』でデビュー。2013年に『恋歌』で本屋が選ぶ時代小説大賞、翌2014年直木賞を受賞。同年『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞を受賞。2015年『すかたん』が大阪ほんま本大賞の選定作になる。2016年『眩』で中山義秀文学賞、2017年『福袋』で舟橋聖一文学賞、2018年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、2019年同作で大阪文化賞、2020年『グッドバイ』で親鸞賞、2021年『類』で芸術選奨文部科学大臣賞と柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

128
久し振りに楽しいまかてさんだった(当方比)「競り」はいつの世も、最高の知的格闘技!とある。大坂の道具商の放蕩息子・どら蔵こと寅蔵が母親譲りの目利きの才と、行く先々で出会った人々に揉まれ成長する物語。骨董品って欲しい人によって値が違うよね(全然興味がない私だけれど)欲と知恵、そこに情が絡むとややこしい。いざ、勝負!新聞掲載作品とのこと・・テンポよい文体で、毎日楽しみだったろうな。2025/10/02

天の川

63
面白いっ♪傾いた道具屋を勘当された、目利き自慢のどら息子寅蔵。食えない江戸の面々にいいように扱われつつも、飄々とした大阪弁で懐に入り、いつのまにやら骨董商として育てられている妙。富山の薬売りの商売のシステム、骨董の競りの心理戦…どら蔵と共に引き込まれる。薬売りの販売網を使った全国展開の骨董商売を思いつき、これで「あがり」かと思いきや…そこからがどら蔵の真骨頂♪カッコいいヒーローではないし、目利きだけれど成功者にもならない。可愛げのある大阪男がそこにいた。真直ぐな歴史小説もいいけど、こんなまかて本も好き!2025/09/30

しゃが

39
なんと愛嬌のある、向こう見ずだが憎めない若者でしょう、どら蔵さんは。母の骨董への手ほどきから、器の手触りに職人の息遣いを感じ取るとは、ただ者ではない。江戸の道具屋での修業を通じて、悩みながらも物の真贋だけでなく、人の心の機微まで見抜くようになる姿に、昔の商いの粋や矜持を感じた。物の来歴を慈しみ、大切にするその眼差しに、骨董好きの私には大好物でした。また幼いころに実家に来ていた富山の薬売りさんも懐かしく、紙風船がうれしかった。2025/10/21

ぽろん

29
上方の道具屋の放蕩息子のどら蔵ならぬ寅蔵が家を追い出されて江戸に向かう。本の分厚さに少々中だるみ感もあったけれど、さすがまかてさん、最後は、きっちり締めてくれました。江戸で出会った師匠達、粋ですなあ。愉しかった!2025/10/08

nyanco

27
歴史上人物をモチーフにした作品が多いまかてさん。 あたかもその方が目の前にいて見てきたかのように映し出してくれる作品たちは素晴らしいのですが、「ちゃんちゃら」「すかたん」といった初期のテンポの良いキャラクターたちが出てくる初期の作品が好きなので、どらぞうはキター!待ってました! な楽しい作品でした。 道具商の跡継ぎ息子のどら蔵こと寅蔵、奉公先でやらかして家を出され、江戸に向かう。 道具商の仕事もよくわかっていなかったどら蔵が、多くの人たちと出会い、成長していく。 →続 2025/10/04

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