出版社内容情報
まっ白な雪にとざされて、長い冬眠に入る前のムーミン谷の十一月。人恋しくなり、ムーミンやしきに集まってきたスナフキン、ホムサ、フィリフヨンカ、ヘムレンさん、スクルッタおじさんに、ミムラねえさん。
ところが、ムーミン一家は旅に出ていて留守なのです。
不本意ながらもおかしな共同生活をはじめる6人でしたが……。
この『ムーミン谷の十一月(原題 SENT I NOVEMBER)』は、9冊あるムーミン小説の最後のお話です。
講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。
本書は、2025年ムーミン小説誕生80周年記念として、2020年の改訂版テキストにあらためた[新版]です。
トーベの手になる美しい挿絵とともに、ムーミン谷の物語をお楽しみください。
《収録》
解説……鈴木徹郎
ムーミン谷の魅力 8『ムーミン谷の十一月』からっぽのムーミン谷にひびく、六つの音色……冨原 眞弓
*中学生以上漢字にふりがな
*この本は『ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月』(2020年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。
(C)Moomin Characters (TM)
【目次】
内容説明
まっ白な雪にとざされて、長い冬眠に入る前のムーミン谷の十一月。人恋しくなり、ムーミンやしきに集まってきたスナフキン、ホムサ、フィリフヨンカ、ヘムレンさん、スクルッタおじさんとミムラねえさん。ところが、ムーミン一家は旅に出ていて留守なのです。不本意ながらもおかしな共同生活をはじめる6人でしたが…。
著者等紹介
ヤンソン,トーベ[ヤンソン,トーベ] [Jansson,Tove]
1914年8月9日‐2001年6月27日。画家・作家。彫刻家の父、挿絵画家の母のもとにヘルシンキで生まれ、幼い頃から画家を目指す。ヘルシンキ、ストックホルム、パリで絵を学び、政治風刺雑誌『ガルム』や児童書、新聞の挿絵等を精力的にこなした。ムーミン小説9作品は、戦争中、自分自身の安らぎのために執筆した『小さなトロールと大きな洪水』(1945)から始まった。1966年国際アンデルセン賞受賞、1976年プロ・フィンランディア勲章受章
鈴木徹郎[スズキテツロウ]
1922年‐1990年。北欧文学者・翻訳家。長野県生まれ。デンマークのコペンハーゲン大学大学院に留学、国際アンデルセン学会会員となり、日本アンデルセン協会事務局長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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