講談社現代新書<br> 「書くこと」の哲学―ことばの再履修

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講談社現代新書
「書くこと」の哲学―ことばの再履修

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065401347
  • NDC分類 816
  • Cコード C0210

出版社内容情報

読み終えると、なぜか「書ける自分」に変わっている!
37年間、書くことで生きてきた著者が明かす、技術よりも大事な思考と実践。

書くことは考えることーーあなたはなぜ「書けない」のか?

千葉雅也氏、推薦!
「より自由に書くための基礎理論がここにある。
 僕も何度も読み返すことになるだろう。
 何かを書こうとするすべての人にお薦めする」

<本書の内容>
第一部 「書けなさ」から脱出するためのマインドセット/マインドハック

第一講 日本語を「外国語」として学びなおすこと
第二講 「ことばにできないもの」はどこにあるのか?
第三講 書いてはならない?
第四講 上手な文章、下手な文章
第五講 ことばの多様性
第六講 ロジックとレトリック
第七講 話し言葉と書き言葉
第八講 反射神経について
第九講 スローライティング
第十講 ことばと思考

第二部 書き終えるまで

第十一講 書き始めるまえに
第十二講 書き始めるために
第十三講 書き進めるために
第十四講 書き続けるために
第十五講 書き終えるために
第十六講 書き終えたあとに

補講一 人称について
補講二 外国語について
「書くこと」の倫理について──あとがきを兼ねた補講三



【目次】

内容説明

読み終えると、なぜか『書ける自分』に変わっている!技術より大事な思考法を大公開。37年間、書くことで生きてきた著者が明かす、書くための理論と実践。「書くこと」は「考えること」。あなたはなぜ「書けない」のか?

目次

第一部 「書けなさ」から脱出するためのマインドセット/マインドハック(日本語を「外国語」として学びなおすこと;「ことばにできないもの」はどこにあるのか?;書いてはならない?;上手な文章、下手な文章 ほか)
第二部 書き終えるまで(書き始めるまえに;書き始めるために;書き進めるために;書き続けるために ほか)
補講一 人称について
補講二 外国語について
「書くこと」の倫理について―あとがきを兼ねた補講三

著者等紹介

佐々木敦[ササキアツシ]
1964年、名古屋市生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。多目的スペースSCOOL共同オーナー。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。劇場創造アカデミー講師。早稲田大学、立教大学などで教鞭もとる。文学、映画、音楽、演劇など、幅広いジャンルで批評活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

86
本書は書くことに対して困った事態から抜け出すために書く技術より書ける状態に自分を変成させるための思考法を伝授するマインドセットの本。なんだか私でも書けるかもしれないと思わせてくれる本でした。本書の中での「書くこと」とは言及されていませんが文章を書いた対価として収入を得る人々つまりプロと感じました。また、「ことばと思考」で著者は四六時中、考えていることを意識しているだけではなく、脳内にいつしかそこに「聞き手」が居て語りかけているように話している。それは外部出力の予行演習をしている感じとありビックリです。2025/09/21

うえぽん

48
大学やNPOでも教鞭を執る批評家が、ことばや言語表現について理論と実践に分けて解説。語り得ぬものも沈黙せず、「ことば未満」と「ことばの芽」との相互作用から「書きえないことも書く」ことを説く。読みやすさのみを追求せず、読みにくさ、クセを魅力に転化することも推奨。実践編は小説中心だが、最初の一文の重要さと、結末は世界の終わりではなくむしろ始まり、との指摘は、自分が非小説文を書く際にも応用が効く。補講の外国語に係る論考も何気なく気づいていたことだが、村上春樹が小説の一部を英語で書いて和訳したエピソードには驚き。2025/10/05

ころこ

46
本書は読者が書くことに躓いたときのアドバイスとして書かれているが、著者の批評を読んだことのある読者ならば、著者の一連の本の改題として読むことができる。著者の文章の特徴は、第8章に書かれているように即興性にある。一度書いたら直さない。直すくらいなら新しいものを書く。読むものに対しても、同じ本を繰り返し読むよりも、できるだけ新しい本を読むという戦略が明確だ。演劇では岡田利規、小説では保坂和志や磯崎憲一郎。言い間違いや言い換え、口ごもりが思わず発せられたように、実は計算して書く。著者の出自が音楽批評であるように2025/08/10

てら

12
書くことについていろいろな側面から書かれている。書くことに正解などなく、「こんなふうにできるよ」というのを見せてもらった感じ。読後感穏やか。「よしっ書くぞぉ!」という気分にはならないけれども、「まぁ、書けるでしょう 」という心持ちになっている。例文がさまざまに紹介されていて、続きが気になるものもたくさんあった。2025/08/23

garyou

8
読み終わって、書ける気はしない。ただ、内容は興味を惹かれるものが多かった。人称の話とかね。一人称と二人称については「そうそう」と思ったし、三人称については「なるほどなあ」という感じ。作者=作中の人物と思い込む読者については確か山本夏彦だったかが(違ったかも)こどものころ教師に「三木露風に姉はいたか?」と訊かれて「知らない」と答えると「姉やは十五で嫁に行きという歌詞があるじゃないか」と云われたという話をしていたから、そういう人が増えたわけではないのでは。最近は個人の意見を発信する 機会が増えたからでは?2025/08/02

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