絶望できない男

奥川 拓二【著】

講談社（2025/06発売）

• サイズ 46判／ページ数 240p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065400999
• NDC分類 289.1
• Cコード C0095

出版社内容情報

読むと確実に元気がチャージされる、ジェットコースター人生。
１　女の子にもてたくて、20 代でテレビの世界に飛び込んだ。
２　テレビ番組のＡＤなのに自分の会社を立ち上げて、ポルシェを乗り回した。
３　ＡＤの自分にあきたらず、スポンサーを自分で探し出し、夢だった音楽番組をプロデューサーとして立ち上げた。
４　突然番組スポンサーが降り、制作費に自社の金を突っ込んだ。
５　会社が自転車操業になって、ビギナーズ・ラックで当たったギャンブルにはまった。
６　あっという間に借金が膨らみ1 億を超えてやくざに監禁された。
７　スキを見て逃げ出して、追いかけられたやくざの車に踏まれて死にかけた。
８　なんとか逃げのびて、公園で暮らすようになった。
９　ホームレスの秩序を学び、「このままでいいかも」と思う自分と戦った。
10　「20万円の神様」に出会い、再起をかけ、トラック運転手になった。
11　孤独に耐えながら、24 時間365 日8年間働いて借金を返した。
12　そして10年ぶりに業界に復帰した。
いまも人間関係で、毎日ヒリヒリしながらいつもどこか憂鬱。
でも、こんな俺でもちゃんと生きている。

内容説明

毎日ヒリヒリ、いつも憂鬱。だから人生はおもしろい。テレビ番組のＡＤなのに社長になってポルシェを乗り回し―番組制作失敗から借金１億でやくざに監禁され―逃げ出してホームレス生活―“２０万円の神様”に救われ、８年間ひたすらトラックに乗って借金返済―そして１０年ぶりに業界復帰、再び社長に…読むと元気が湧いてくる、ジェットコースター人生！！

目次

第一章　狂騒（たこ焼きブラザーズ；もてたくて　ほか）
第二章　転落（金策；カジノ　ほか）
第三章　雌伏（ドヤ街へ；どうせやったら　ほか）
第四章　浮上（電話交際；父の死　ほか）
第五章　再来（西山さん；おまえ、ポルシェ乗れ　ほか）

著者等紹介

奥川拓二［オクガワタクジ］
１９６２年大阪市生まれ。大学中退後、テレビ番組のＡＤをしながら自身の会社を設立。番組制作に失敗して大借金を抱え、会社を解散。ホームレス生活、トラック運転手を経て、エンターテインメント業界に復帰。２０１４年、株式会社ドリーム・ラボを創業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[ゴーヤーチャンプルー]

奥川拓二という男のはちゃめちゃな人生。仕事も女も困らないお調子者がカジノや闇金などで奈落の底へ。ヤクザに半殺しにあったりホームレス生活を送っても、絶望とまではならずどこかその環境をいい経験値にしている。どん底からまた這い上がってこれたのは、どんな仕事に就いても徹底的に働くという本人の熱量によるものだ。人が嫌がる事を率先して取り組み、人の2.3倍働く。運送ドライバーの頃には月収200万程稼ぎ、一億円の借金も返済してしまう。考え方によって人生は右にも左にも行くものだ。

2025/07/04