出版社内容情報
「F」の衝撃、再び
孤島に聳えるオメガ城への招待に応じた六人の天才と一人の雑誌記者。
そこには、サイカワ・ソウヘイも含まれていた。彼らが城へやってきた
理由は、ただ一つ。招待状に記された「マガタ・シキ」の名前だった。
島へ渡るには、一日一便の連絡船を使用。帰りは、あらかじめ船を呼ぶ
必要がある閉じた空間。執事すら主催者の顔を知らず、招待の意図は
誰にもわからない。謎が多い中の晩餐をしかし七人は大いに楽しんだ。
そして、深夜。高い叫び声のような音が響き、城は惨劇の場と化した。
【目次】
内容説明
孤島に聳え立つオメガ城への招待状。差出人は〈MAGATA Shiki〉と記されていた。科学雑誌記者ミヤチ・ノエミは、城へ向かう途上、サイカワ・ソウヘイと出会う。彼もまた招待客の一人だった。集められたのは共通点のない七人。主人不在のまま、和やかに時間は流れたが、深夜、叫び声が響き、惨劇の幕が上がる。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している。2010年には、Amazon.co.jpの10周年記念で殿堂入り著者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
練りようかん
29
文庫再読。仕掛けの大きなところはよく覚えていて、こんなにヒントが沢山あったんだと見える景色の違いを楽しみ、物語に没入した。驚いたのは杉江松恋氏の解説。中断して検索につぐ検索。ひょぇーと信じ難いまま解説に戻り、気持ちがふわふわしたまま落ち着かなかった。「解決にはいろいろなパターンがある」と言った彼に、「完結にもいろいろなパターンがあるのですね」と返したい。2025/12/03
yuui
14
やっぱり何回読んでもさいっこおおおに面白かった(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ もう普通に最初の会話だけでも面白いし、わくわくするよね!この時点で既に騙されとった訳やけど🤭 いきなりいっぺんに4人殺されたり、神隠しみたいにスタッフがおらんくなったりでこんな話やったっけ?と思いながら最後の方に進むにつれてこんなんやった、こんなんやったって思い出してきた🤗 ほんとにこの物語の中に入りたいくらい面白かった! 紅子さんバージョンも見てみたかったな🤭2025/10/21
あい
9
ノベルス版を含めて今回で読むのは3回目。栞目当てで文庫本を買って読みました。犯人とかすっかり忘れていました。何度読んでも素敵です。あの彼が出てくるとロマンス度が上がります。今回でGシリーズ最終章だなんて受け入れられない。真賀田四季博士の言葉を借りていうならば、このシリーズにおけるギリシャ文字の意味もきっとトゥリヴィアルなことなんだろうな。2025/11/16
チャーハン
6
数年前に1度読んでいるけど、ほとんど内容を忘れているので文庫本で再読。そして、また今回もソウヘイちゃんに騙された 笑 自分、何も成長しとらんわ。2025/12/02
ソラ
6
【読了】C ある人物についてずっと違和感があって、終わってみればなるほどねという。2025/11/15
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