講談社文芸文庫<br> 本のなかの少女たち

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講談社文芸文庫
本のなかの少女たち

  • 津島 佑子【著】
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  • 講談社(2025/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065397145
  • NDC分類 904
  • Cコード C0195

出版社内容情報

子供の頃からの読書体験で、心から共感できる少女の少なさを強く感じていた。しかしま時に納得できる「少女」に出会える喜びもあった――
そう回想する著者・津島佑子自身、自らが「少女」だったと確信を持ってはいないのだ。
「少女」とはいったい誰のことなのか?
どのように描かれた「少女」なら実在感を感じられるのか?
自らの作品で「少女」に愛着を抱いて描いてきた作家が、「本のなかの少女
たち」を追ってみることを心に決め、「少女」そのものをテーマに新鮮な切り口で古今の名作を再び繙く。
再読を経て得られた新たな発見、洞察、感動を綴った、誰もが楽しめる読書エッセイ。

内容説明

“少女”とはなにか?自らも少女について小説に書き、愛着を感じてもきた著者が、本格的に少女という存在を考察する―ギリシア神話、またゲーテやドストエフスキー、エミリー・ブロンテ、コクトー、フォークナー、T・ウィリアムズら欧米の文学作品、あるいは紫式部や樋口一葉、谷崎潤一郎らが描いた“少女”をとらえ直すことで見えてきた時代も国境も超越する生命力の輝き、読書の醍醐味。

目次

プロローグ―自伝風に
ロッテ、グレートヘン『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』ゲーテ
ダプネ、ディアナ、アンティゴネ『転身物語』オウィディウス『アンティゴネ』ソポクレス
かぐや姫、紫の上『竹取物語』『源氏物語』
菅原孝標の女、八百屋お七『更級日記』『好色五人女』西鶴
ネルリ『虐げられた人々』ドストエフスキー
ソーニャ『罪と罰』ドストエフスキー
キャサリン『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
キャディー『響きと怒り』フォークナー
エリザベート、安寿『恐るべき子供たち』コクトー『山椒太夫』説経節
ヴァンカ、美登利『青い麦』コレット『たけくらべ』樋口一葉
ローラ『ガラスの動物園』T・ウィリアムズ
ミック『心は孤独な狩人』マッカラーズ
ムーシェット『新ムーシェット物語』ベルナノス
春琴『春琴抄』谷崎潤一郎
ナナ、ホリー『居酒屋』ゾラ『ティファニーで朝食を』T・カポーティ
ポーシア、ジュリエット『ベニスの商人』『ロミオとジュリエット』シェイクスピア
エピローグ

著者等紹介

津島佑子[ツシマユウコ]
1947・3・30~2016・2・18。小説家。東京生まれ。白百合女子大学英文科卒。在学中より「文芸首都」同人となり習作を始める。二十代で短篇が相次いで芥川賞候補作となる。以後、1976年『葎の母』で田村俊子賞、78年、『寵児』で女流文学賞、83年、「黙市」で川端康成文学賞、87年、『夜の光に追われて』で読売文学賞、98年、『火の山―山猿記』で谷崎潤一郎賞と野間文芸賞、2002年、『笑いオオカミ』で大佛次郎賞、05年、『ナラ・レポート』で芸術選奨文部科学大臣賞と紫式部文学賞、12年、『黄金の夢の歌』で毎日芸術賞他、数々の文学賞を受賞。国際的な評価も高く、これまでに英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、韓国語、アラビア語、スペイン語、オランダ語、ロシア語と様々な言語に翻訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rinakko

6
“少女”というモチーフには昔から心魅かれてやまないし、私自身にも“少女”に拘り続けているところがある。そんな訳で読んでみて、「なるほど…」と頷くところとそうでもないところがあり(時代性の所為かも知れない)、兄妹や姉弟の関係を軸に語られる少女像などは、あまり考えたことのない観点で興味深く読んだ。そしてもう読んでいる最中から、私だったら誰のことを語りたいかな…と、今までに文学の中で出会ってきた大切で特別な少女たちのことを思い出さずにはいられなかった。(『恐るべき子供たち』はそう読めるのか…と驚いた)2025/07/23

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