出版社内容情報
この統計データを見なければ「日本人」は語れない!
日本人は世界でも変わっている、とはよく言われる。しかしデータを丹念に調べたとき、どのような意味で「はずれ値」なのか。膨大な統計データを収集・分析し、社会経済動向を追い続ける伝説の統計サイト『社会実情データ図録』の管理人である著者が、「日本人」を真正面から分析したのが本書である。経済成長と寿命が軌を一にするはずの近代の法則からもはずれ、大食・肥満に不思議なほど縁遠く、無宗教なはずなのに霊的感度は高く、夫婦関係は良好なはずが夫婦間の誠実さは重視せず、社会保障を政府に期待しない。そして世界で唯一「思いやり」を異様に重視する日本人とはいったい何者なのか。縦横無尽に統計を読み解く唯一無二の日本人論である。
*以下、本書目次より抜粋
まえがき
第1章 日本人の実力はいかほど
第2章 しみこんだ日本人の省エネ体質
第3章 日本人のパッシブ志向を示すいくつものデータ
第4章 信じるのはちがう! 信じないのもちがう!
第5章 風変わりな男と女の国
第6章 政治や国家、敬してこれを遠ざく
第7章 世界とのズレが大きい「日本人の常識」:じつは未知の可能性
おわりに