出版社内容情報
「会社は誰のために存在するのか?」
――会社の価値は、多くの人々とのかかわりの中で生まれてくるものである。
千葉県鎌ケ谷市を拠点に現在3社の会社経営を行う菊地里志氏は、従来の「三方よし」という概念をアップデートし、新しい土地活用のビジネスモデル「五方よし」のビジネスモデルを確立した。「『会社よし、地主よし、テナントよし、職人よし、銀行よし』という、五者が互いに価値を分かち合える関係を築くことこそが、会社の本質である」――バブル崩壊で7億円の借金を抱え、倒産まで考えていたどん底の状態を乗り越えることができた背景には、「五方よし」で作り上げた関係性があった。本書では、これからの時代に必要な経営の形である「五方よし」という新しいビジネスモデルを徹底的に解説する。
内容説明
新時代に求められる経営哲学。「五方よし」こそ、未来のビジネススタンダードである。業界の常識にとらわれない!年商55億円を超え、100億円へ!急成長の企業経営者が実践する、関わるすべての人を幸せにするビジネスの原理原則。
目次
第1章 年商55億円企業の誕生裏話(建築士を目指す;高卒お断り!学歴が物をいう建築の設計;学生、社会人、そして起業家へ)
第2章 建築士として生き残るために(鉛筆1本からはじまった会社づくり;目標を実現に近づける、人生計画書;日本の不動産業界における課題に直面)
第3章 「五方よし」のビジネスモデルの確立(店舗開発からはじまった新しい挑戦;ニッチな市場で戦う理由)
第4章 バブル崩壊の危機を乗り越えた秘策(バブル崩壊による苦難;危機を乗り越えるために取った行動;五方よしの真価が問われたとき)
第5章 五方よしが導く未来(建築士から経営者へ;人生の危機が導いた新たな決断)
著者等紹介
菊地里志[キクチサトシ]
SKグループ 代表。1955年、秋田県生まれ。工学院大学在学中に、長谷川建築設計事務所でアルバイトとして設計を学ぶ。卒業後、鎌ケ谷巧業株式会社に入社し、経験を積んだのちに退社。25歳で独立し、千葉県鎌ケ谷市に菊地建築設計事務所を設立。1年後に地建工業を、さらに5年後にはフタバ測量設計事務所を創業。その後も事業を拡大し、現在は合計7社をグループ化した「SKグループ」の代表を務める。「五方よし」のビジネスモデルを確立し、地域密着型の経営を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。