スノードームの捨てかた

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スノードームの捨てかた

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065394816
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

10年後に思い出す。そんな日は突然やってくる。

『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『湯気を食べる』がロングヒット&話題沸騰!!

ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも――。
エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきたくどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。



「そうだ。この間、酔って穴掘ったんだよ」「穴?」「どこに」
高校時代からの三人の友情は、公園の穴に吸い寄せられてゆく。(「スノードームの捨てかた」)

「いいんだよ、バイキングって『ご自由に』って意味なんだから」
同じヨガ教室に通う美女・ようこさん。彼女の“秘密”を知った私は――。(「鰐のポーズ」)

「どういうことですか」「こういうことです」
別れた恋人との指輪の処分に迷うまみ子が出会った、しゃがみ込む男。(「川はおぼえている」)

「すみません相席いいですか」
美術館の監視係をするわたしに舞い込んだ恋の予感、のはずが……。(「背」)」

「なにか直してほしいところ聞きたい、時間つくるから、つくって」
――結婚目前の彼女からの不穏な質問。(「湯気」)

「あら、じゃあもう決定だ、正解だ、運命だ」
仕事を辞め、虚ろな毎日で見つけたのは、一枚の祖父の絵だった。(「いくつもの窓」)


思ってもみなかった。こんなに心ざわつく日がくるなんて。
くどうれいんが描く傑作6篇。

内容説明

10年後に思い出す。そんな日は突然やってくる。ままならない人生に巻き起こる、心ざわつく悲喜こもごも―。エッセイで日常のシーンを鮮やかに切り取り掬い上げてきた、くどうれいんが描く、風味絶佳な初の小説作品集。

著者等紹介

くどうれいん[クドウレイン]
1994年生まれ。岩手県盛岡市出身。著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

175
買う時はワクワクしているから捨てるときのことなんて考えないけど、どう手放したらいいのだろう。真っ白な雪、スノードームもそうだし、冷たい雨、叶わなかった思いも。天秤が右へ左へ傾いたりしながら釣り合っている日々が幸せなのかも分からなくなるし。くどうれいんさんと同世代の女性が主人公の短編集。日常の周りに物語は転がっている。蹴飛ばしたり拾ったり、捨てることができなくなると拾うこともできなくなって。不幸すぎるのは辛いけど幸せすぎるのも怖いし。彩りのないまま過ぎ去る時間、好みではない色に染められて純白に戻るみたいで。2025/06/02

いつでも母さん

130
くどうれいんさんの短編集。6話の中で表題作が特に印象に残った。そう言えば、私の持っていたスノードームはどうやって捨てたのだったろう・・そんなことをふと思った。そして、「しんにょうが変だ。」で始まる『湯気』妙に私のツボにハマる書き出しなのだ。実は未だに上手く書けない(そこ?)この方は感性が柔らかいのだろうなぁなんて、この短編集から感じた。2025/06/22

もぐもぐ

48
2話目の途中、不倫の話が出るまでエッセイだと思い込んで読んでました。それくらい文章の雰囲気も読みやすさもくどうさんらしさが溢れてた。日常の中で起こる心の揺れが丁寧に描かれていてほろ苦いけど面白かったです。特に表題作が好き。確かに”別れた相手とクリスマスに買ったきれいなスノードーム”って絶妙に捨て難いですね。くどうさんらしく出てくる食べ物がどれも美味しそう。 #NetGalleyJP2025/06/26

sayuri

41
「スノードームの捨てかた」「鰐のポーズ」「川はおぼえている」「背」「湯気」「いくつもの窓」6話収録の独立短編集。1994年生まれの若い作家さんだけあって表現が瑞々しく柔らかな文章で読みやすい。何気ない日常を切り取った作品だが、どの物語にも不穏さが漂っている。意図しない出来事に遭遇しても、この年代ならではの軽やかさがあって重い感じにならないのがいい。好みだったのは、同じヨガ教室に通う憧れの女性・ようこさんと、大学時代の友人・むっちゃんとのやり取りを描いた「鰐のポーズ」自身の感情を持て余す主人公の姿がリアル。2025/06/20

Roko

31
若い女性の日常を切り取った短編集です。幸せな人も、そうでない人もいるけれど、みんなちょっと疲れているのかしら。心が揺れているような感じがします。本当は高くジャンプしたいのに、10cmしかジャンプできないみたいな、中途半端な日常を過ごしているからなのかなぁ。#スノードームの捨てかた #NetGalleyJP2025/05/29

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